ベイアズユーゴー方式
 10月20日は、やむをえず仕事を休業。出かけようとYシャツに袖を通したが、「無理をすまい」。

総合雑誌を読みふけり、睡魔に襲われたら、読書中断。『文藝春秋』11月号の末尾に「新聞エンマ帳 報道にもの申す」。

項目は「『特捜検察』の役目はおわったか」、「小沢一郎の『幻影』」に、最後は「新聞も『財源』を示せ」。これがおもしろい。

論説で国に新しい制度や手厚い施策を提案するなら、税をふやすのか、かわりにどの事業を廃止するのか、政府同様に財源をしめせという話。

言うだけで、公費拡大を求める内容が多いが、それでは実現すまい、と。

報道は劣化しているのではないか。

検察の発表をそのまま載せて、メディアが検察のシナリオを拡張する。サッカーW杯。予選で一勝が夕刊紙面の一面トップ。

大本営発表。小地域の陥落が大戦勝利かと誘導した時代の論調とかわっていない。ほかに、重視して伝えるべき記載があるであろうに。