産業遺産 別子銅山
 産業遺産 別子銅山。全国の産業遺産が紹介されるとき、京都の水路閣と別子銅山のレンガ建築は、常連となっている。

 NHK番組「にっぽん巡礼」。そのなかで別子銅山のレンガ建築や石積みの垣が取り上げられた。

 建築物は精錬用の発電所の建物。石積みの垣とともに、高山の中腹まで、レンガや御影石を人力で運び、積み上げたものという。
 建築後、時日を経るも《ゆるぎない》存在に、当時の技術力の高さと、従事者の集中力を知らしめている。

 番組では、産業遺産の秘めた力に励まされた人の生き方が伝えられていた。
 注目点はどこか。技術力と集中力。声になっていない声が、後世の人を励ます。