白色レグホン、改良
 白色レグホン、改良。白色レグホン、またの名をホワイトレグホン。子どものころに、よく卵を産む品種の鶏と教えられた。

 テレビの番組で、それが《つくられた》ものであることを知った。長い間の品種改良の努力の末に。

 1940年前後にはじまる、その過程をテレビで眺めた。戦時の動物性たんぱく質が、簡単に得られる手立てとして、力がこめられたらしい。

 一日一個の卵の産卵。ついに、一年365日、毎日、卵を産む鶏が出現したという。長野県での記録とされていた。

 反面、この種類。子育ては、つまり孵化をしないで、卵をふみつけてしまうことすら、ある。

 品種改良の方向はいまや、卵のサイズを均一化することに向かっているという。同じサイズの卵をうみつづける、機械の誕生である。

 《女性は子をうむ機械》といったという大臣。職を失ったと記憶するが、女性を鶏といえば、産業貢献で賞賛されたかも。