2010 03/19 21:45
Category : 書評
「ひとを動かす言葉の力」。『文藝春秋』3月号の特集。なかなか、面白い。
今西錦司・下村治・大山康晴らがとりあげられるが、なかなか読ませてくれる。
大阪の将棋会館を建てようというとき、大山は渋ちんでなる人のもとにゆき、頭をさげる。
「カネは出さんでもよい、寄付帳の名前と金額だけ書かせて」。ありそうな話である。
でも、大山が頼みにいったら、普通は訪問者に茶もださぬその御仁が、「麦茶」を一杯だけ用意してくれたというから、やはり「大山も人物」という話。
ここだけは、一気に読んだ。もっとも近しいという方が語り、書く、相手のフトコロにとびかんだからこその話が秀逸。
今西錦司・下村治・大山康晴らがとりあげられるが、なかなか読ませてくれる。
大阪の将棋会館を建てようというとき、大山は渋ちんでなる人のもとにゆき、頭をさげる。
「カネは出さんでもよい、寄付帳の名前と金額だけ書かせて」。ありそうな話である。
でも、大山が頼みにいったら、普通は訪問者に茶もださぬその御仁が、「麦茶」を一杯だけ用意してくれたというから、やはり「大山も人物」という話。
ここだけは、一気に読んだ。もっとも近しいという方が語り、書く、相手のフトコロにとびかんだからこその話が秀逸。