センス
といっても、「感覚」ではなく「扇子」の話。なんのために用いたものかと言う、テレビの番組。

その用途。改めて聞かれると、「風を起こす」。

扇子は木簡の下部に穴をあけて、上部をヒモでゆわいて閉じたり、開いたりするもの。奈良・平安時代は紙がなくて、木簡をメモがわりに活用。短歌、人事、出費。筆で板に記載。

転じて、風を送るためであったり、日差しをかざしたり、板が紙になったり。ここでも「形」がのこって、「意味」が置き去りにされた例。