旗色
 千葉県沖でイージス艦と漁船の衝突事故。大きな船の旗色がよろしくない。明らかに悪い。
 「最新鋭艦がなぜ」の言い方もあるが、政府の「国を守る」、「国益」には、国民や小規模事業者は「含まれていない」のではと、思わせることもこれまでには、あった。

 中東地域で捕獲されると「自己責任」。今回も、漁船側の自己責任と言いたいところながらも、事故現場ちかくに僚船の目が複数、あった。
 防衛庁の発表も、回を追うごとに内容がかわり、旗色がよくない。

 『文藝春秋』新年号は、「暴走官僚 エリートたちが日本を食い荒らす」が、特集であった。
 与党幹事長はいかがされた。この問題へのコメントが聞かれない。
 この際、防衛庁長官の責任を問う声を前に、「野党は対案を示すべきだ」。そう、言いたいのであろうか。