十勝南部の内陸で地震 死で利益に預かるゴータマに反した仏教
06/08 21:29 26.1N 127.5E 20k M4.1 沖縄本島近海
06/11 00:19:57 55.77N 159.96E 184.4 6.9M A ロシアのカムチャッカ半島
06/11 03:12 42.3N 143.2E 60k M5.4 北海道南部の十勝地方南部/震度3


 当地周辺が揺れる場合は遠方の強い地震の可能性があるが、昨日の勤務中、3人もの同僚から未明の3時過ぎに地震があったと知られた。震度3以上の地震が発生した場合には私の携帯には間もなくメール情報が着信する筈なのだがそれはなかった・・。しかし、帰宅後に確認したところ、最大震度3の十勝地方南部を震源とする内陸地震が確かにあったと分った。どうやら、手作業のメール送信にて不備があったようだ。震度情報を見ると揺れたと主張してきた同僚たちは何れも震度2を記録した地域に在住している。ちなみに私の住む上砂川町は震度1で、震源より更に距離がある滝川市は震度2となっている。ここに地盤の強弱が現れているようだ。
 勤務が忙しくてめっきり観測時間も激減、さっぱり有用な情報を提供できなくなってしまった・・。3日朝、仰角が高くて珍しい位置に滞空する波模様を伴う断層形状を見た。目測としてはカムチャツカ半島−沖縄ラインのようで、結果は8日夜発生の沖縄本島近海M4.1ではなかったかとみている。出現した地震雲の規模とレベルから、11日(日本時間)のカムチャッカ半島M6.9ということはないと判断する。
 全く、まともな観測報告は上げられなくなってしまったが、今後は些細な内容の感想程度でも更新したい。

 余談、10日夜にNHKで放送された「難問解決!ご近所の底力 ---大解決!お葬式の不安」を見たが、お葬式に余分なお金をかけないこじんまり葬や個性ある自由な葬式の普及に大賛成する。常々、思っていながらまだ書いてなかったが、私もいつ不慮の死を遂げてもいいよう、希望の葬式などについては自分のノートにちゃんと書き記しておきたい。
 いつもながら特に気に入らないのは戒名をつける社会の慣例。中には百万以上という放題な布施料を頂戴している寺もあるというが、まったくもって馬鹿げている。あまり書くと、再び伝統信奉者らからの非難が煩いのでしないが、そもそもが生前、仏教のブの字も知らなかったような故人が突然、どうして死後には仏門に入れるとするのか理解に苦しむ。それを仏教なんかに関心すらない遺族らが亡き故人の仏門を願って高額なお布施を寺に払っている。それを取っているところが元凶なのだが、なんと院殿号となると数百万〜だという。
 法名(戒名、法号)は元々、生前の内につけられるもので信仰や寺への貢献度に応じる。売買の対象ではない。
 ハッキリ言わせてもらえば、人間は名前が変わろうと実態(本質)が変わるものではなく、法名戒名に価値を置こうとすることそのものが根本的にズレている。オウム教団のようにホーリーネームを打ち出すところがあるが、本来、ゴータマ仏陀の時代には出家者すら法名なる改名の習慣はなかった。また人の死によって放題な利益に預かろうとする行為そのものがゴータマの教えに反しており、肉体の死などには無関心・無執着を説く原始教団においては当初、葬儀という行為すらもなされなかった。

 自分が死んだらどんな葬式にしてもらいたいか?それを考えてみるのも結構、楽しいネ♪