留萌市にて、赤い平板状椋平虹が出現!
2000 05/23 22:43
空知支庁奈井江より観測。

 23日午後6時45分頃、オリオン氏と二人で空の全面に現れた地震性の反応を目撃。際だったのは南東(やや南南東寄り)へと向かうイワシ状模様をもった帯雲、逆方向(雄冬〜暑寒別岳方面)の可能性もあるが、震源はそのまま南東、襟裳〜十勝方面だろう。想定規模はM4.5前後で内陸の恐れがある。発生は半月トリガー中の27日一杯、もしくは28日の惑星トリガー期間まで。ただしその横には黒い積雲が異様に波打っているので、同一震源なら深発かもしれない。
 その他、南北を示す小さな複数の帯雲や、別方面からの流れも見られることから複数の震源に反応した空といえる。また留萌方向の広範囲の地平線が異様な朱に染まっていた。

 「前兆掲示板」の情報によれば、20日夕方に函館方面で幻日現象が目撃され新聞に掲載されたとのこと。
 この前兆虹については職場の同僚からも情報を得た。同僚の説明によれば21日昼頃に留萌市にて目撃。太陽の下側に出現した平らで直線的な虹で色彩の印象は全体として赤かったのだという。
 これは先月25日にカナ氏によって撮影された平板状椋平虹(5月4日、インドネシア・スラウェシ―7.3Msが発生)と同タイプだろう。色彩に赤みが強かったという証言は強い地震である可能性が高い。赤い椋平虹は場合によっては震災をもたらすこととなる。岩瀬氏は今週末のフィリピンプレート震災級を予測しており、赤い月や椋平虹が見られることになるだろうと述べられていた。まさにそれ今が起こっている。

 尚、19日更新予測の雄冬方面M4級は、翌日調べたところすでにM3クラスの無感が発生しており、また22〜23日にもM4級が30〜80�qの深さで無感地震として発生。どうもこの周辺は無感地震の発生地域の印象。