2003年03月の記事
2003 03/30 09:49
Category : 日記
「いいますとも、何度でもいいますとも」と宵の明星がいいました。
「夜はまちがっているんです。千度でも、万度でもいいますとも」
おまえたちのいうことは、もっともよ」
月はいいました。
「わたしは、いままで そのことを口にだすのは遠慮してましたけれど、わたしほど、夜をよく知ってる者はいないわ。
そして、たしかに、夜はぜんぜん、まちがっているんです。」
だれも、なぜ夜がまちがっているのか、考えてみる者はいませんでした。
みんながそういっているのだから、それでいいのです。
「月がほしいと王女さまが泣いた」
E・ファージョン
「夜はまちがっているんです。千度でも、万度でもいいますとも」
おまえたちのいうことは、もっともよ」
月はいいました。
「わたしは、いままで そのことを口にだすのは遠慮してましたけれど、わたしほど、夜をよく知ってる者はいないわ。
そして、たしかに、夜はぜんぜん、まちがっているんです。」
だれも、なぜ夜がまちがっているのか、考えてみる者はいませんでした。
みんながそういっているのだから、それでいいのです。
「月がほしいと王女さまが泣いた」
E・ファージョン
2003 03/18 09:13
Category : 日記
「でも、あなたがそんなにお逃げにならないでも、いつか、みんな過ぎ去ってゆきますわ。
地球が廻ってゐるのが何よりですわ。」
「ぼーるさん、あなたにはまるで時間も歴史もないんですね。」
「さうね、あたしには今といふ時があるばかりだわ。」
竹久夢二
「旅をする人はみんな好い人です」
地球が廻ってゐるのが何よりですわ。」
「ぼーるさん、あなたにはまるで時間も歴史もないんですね。」
「さうね、あたしには今といふ時があるばかりだわ。」
竹久夢二
「旅をする人はみんな好い人です」
2003 03/18 01:54
Category : 日記
――そして詩人は語るのだ、星の輝く夜になると
摘んだ花を探し求めにおまえが来ると、
長いヴェールに横たわる蒼白いオフェーリアが
大きな百合の花のように流れを漂うのを見たと
ランボー「オフェーリア」
摘んだ花を探し求めにおまえが来ると、
長いヴェールに横たわる蒼白いオフェーリアが
大きな百合の花のように流れを漂うのを見たと
ランボー「オフェーリア」