2003年02月の記事
2003 02/23 17:26
Category : 日記
はじめの小さな哺乳類たちは、生きる場所を求めて、あるものは地下へ、又あるものは木の上へと進んだ
恐竜たちが絶滅したあと、地球はこれら哺乳類の全盛時代を迎えたという
そして今、汚染された大地から逃れ、地下へと居住を移した人類は、退化した眼のせいで、太陽を直接見ることは適わなくなっている
恐竜たちが絶滅したあと、地球はこれら哺乳類の全盛時代を迎えたという
そして今、汚染された大地から逃れ、地下へと居住を移した人類は、退化した眼のせいで、太陽を直接見ることは適わなくなっている
2003 02/21 00:18
Category : 日記
彼女は「秘密」を入れていく
大きな秘密も小さな秘密も
毎日、会社の帰りに入れていく
全ての秘密を埋め終わると
彼女は鍵を投げ捨てて
嬉々として新しい秘密を作りにでかけた
大きな秘密も小さな秘密も
毎日、会社の帰りに入れていく
全ての秘密を埋め終わると
彼女は鍵を投げ捨てて
嬉々として新しい秘密を作りにでかけた
2003 02/10 20:08
Category : 日記
欧州で異常な投機熱により、チューリップが高値取引された球根(BULB)のバブルなひととき
ひとつの球根とビール工場が交換された例さえもあった
ひとつの球根とビール工場が交換された例さえもあった
2003 02/10 19:42
Category : 日記
ある晩、象は象小屋で、ふらふら倒れて地べたに座り、藁もたべずに、十一日の月を見て、
「もう、さやうなら、サンタマリア。」と斯う言つた。
「おや、何だつて?さよならだ?」月が俄かに象に訊く。
「えゝ、さよならです。サンタマリア。」
「何だい、なりばかり大きくて、からつきし意気地のないやつだなあ。仲間へ手紙を書いたらいゝや。」月が笑つて斯う云つた。
「オッペルと象」宮沢賢治
「もう、さやうなら、サンタマリア。」と斯う言つた。
「おや、何だつて?さよならだ?」月が俄かに象に訊く。
「えゝ、さよならです。サンタマリア。」
「何だい、なりばかり大きくて、からつきし意気地のないやつだなあ。仲間へ手紙を書いたらいゝや。」月が笑つて斯う云つた。
「オッペルと象」宮沢賢治
2003 02/03 20:52
Category : 日記
「華氏451度」とは摂氏220度C、紙が引火し燃え出す温度をあらわす
聖書からシェークスピアまで、この世にあるすべての書物が焚書されるという世界を描いた作家がいた
この世に存在する紙の本のすべてが消滅して、電子本だけの時代になった時、ネット嫌いの彼はなんと言うのだろうか
聖書からシェークスピアまで、この世にあるすべての書物が焚書されるという世界を描いた作家がいた
この世に存在する紙の本のすべてが消滅して、電子本だけの時代になった時、ネット嫌いの彼はなんと言うのだろうか