2002 07/08 07:24
Category : 日記
夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず
「熱い茎」寺山修司
館のテラスに
麦藁帽子がすててある
イラクサのむこうに雲が荒れて
人間は もう帰らない
ああ
太陽の血のドラマは果てた
竜舌蘭がひとり 騎士の忠節で
没落のひかりを浴びている
「夏の顛末」村野四郎
「熱い茎」寺山修司
館のテラスに
麦藁帽子がすててある
イラクサのむこうに雲が荒れて
人間は もう帰らない
ああ
太陽の血のドラマは果てた
竜舌蘭がひとり 騎士の忠節で
没落のひかりを浴びている
「夏の顛末」村野四郎