自称電子メール魔のブッシュ大統領、「家族との電子メールやめる」
「言論の自由」についてふたつのニュースをピッキングしとこう。
ロシア独立テレビの危機
ロシアの「独立テレビ」(NTV)は、46%の株式を保有する政府系企業ガスプロムによる経営陣の入れ替え作業によりその名の「独立」を問われる状況となっている。テレビ局のスタッフらは4日から画面に「抗議」マークを表示して報道番組と広告を除く一般番組の放送を休止。名づけて「私たちのチャンネルが略奪されようとしている」 キャンペーン。

「アウシュビッツの嘘」のホームページ、豪連邦裁で審理へ
第2次世界大戦中のナチスによるユダヤ人虐殺の事実に疑問を提示したいわゆる「アウシュビッツの嘘」を主張し、ドイツの裁判所で有罪判決を受けたオーストラリア人の元教師のホームページについて、オーストラリアの連邦裁判所が来月公判を開くことになった。
ホロコーストについて、組織的な殺戮があったのは歴史的事実だが、アウシュビッツ収容所跡などの証拠を個人的に調べた結果、犠牲者の数は通説よりもはるかに少なかったと思われる、と彼のサイトで主張したもの。
この内容について、ドイツの裁判所はこれまでに、ホロコーストの否定を禁じる同国の法律が適用されると判断し、トーベン博士に有罪判決。「オーストラリア人権および機会均等委員会」が同ホームページの閉鎖を命じたが、トーベン博士がこれに応じなかったため、オーストラリア国内のユダヤ人団体が同国連邦裁に持ちこんだという経由。