1963年誕生から愛され続けたスタン・リーのコミックの映画化 X−MEN
X−MEN
このみんなに愛され続けてきたアメリカンコミックを知らない私には、気楽に見れて楽しかったなあ。コアなファンにとっては許せなかったかもね〜(^_^;)
キャラ設定がいいよねえ、
こんなに長い間人気だったのも納得です。
NewsWeekに面白い記事が載ってたから、ちょっと引用させていただきます。

ネット上で「デビル0509」と名乗る人物は、『X―メン』(9月日本公開予定)の予告編を見て怒りを抑えられなくなったらしい。
彼が問題にしたのは、善玉ミュータントのウルバリン(ヒュー・ジャックマン)が、怖ろしげな爪で敵を追い詰める一瞬のシーンだ(この爪はウルバリンが怒ると出てくる)。
 「2本の爪で首を挟む? バカな。彼の爪は、指のつけ根の関節の間から出てくる。爪と爪の間隔は、先端でも5センチくらいのはずだ」
 ここまでこだわるのは、相当なオタクだけだろう。しかし文句は言っても、封切り日に行列の先頭に並んでくれるのは、こういうマニアだ。
 マニアを満足させながら、いかにして普通の観客も動員するか。それが監督のブライアン・シンガー(『ユージュアル・サスペクツ』)と、20世紀フォックスのジレンマだ。アメリカで史上最高の売り上げを記録したコミックの映画化に、フォックスは7500万ドルもつぎ込んだのだから。
 マニアに嫌われても儲けることはできる、とプロデューサーのローレン・シュラードナーは言う。「でも、彼らの太鼓判が欲しい。彼らが満足しないと、ちゃんとした映画化とはいえない」
 一方、監督のシンガーは、興行成績に気をもむ余裕もないほど、狂信的なファンの攻撃にさらされている。まず配役に対する不満。ローグ役のアナ・パクインは若すぎる、マグニートー役のイアン・マッケランは弱そう、ストーム役のハル・ベリーは胸が大きすぎる……。
 マニアたちは、映画の公式サイトからダウンロードした予告編を何度もリプレーし、ウルバリンの爪の飛び出す音をチェックした(「シュニック!」という音が正しいとか)。ネット上の発言に共通しているのは、「しくじるなよ」というシンガーへの厳しいメッセージだ。
 スタン・リー作の超人気コミック『超人X―メン』は、デリケートなテーマと陰影のあるキャラクターが特徴だ。1963年に始まったこのシリーズは、思春期になると超能力にめざめるミュータントたちの物語。77歳になったリー自身は「偏見や人種差別に対する単純なお説教だ」と言う。
 ミュータントには善玉も悪玉もいるが、どちらも「正常」な人間には、さげすまれている。このSF的な設定に現実味を与えるため、リーはミュータントたちをわれわれに近い存在にした。崩壊家庭に育った、いじめられっ子だった、女性を理解できない……。
 こうした「社会に受け入れられない」という要素が、マニアと一般の観客の溝を埋める武器だと、フォックスは考えている。「誰もがどこかに属しているのに、自分は違う――そう感じたことのない人間がいるだろうか」と、同社のトム・ロスマン社長は言う。

私はStormとMystiqueが気に入りました。
Rogueはピアノレッスンでデビューしたアンナ・パキンだね。
嫌いじゃないけど、ちょっと合わなかった気がしたなあ。