2010 05/17 21:12
Category : Haiku & Tanka poems
かくれんぼ三つ数えて初夏の色
霧雨が洗う詩情か錆びた街
綺麗だな雨上がりの夜空って
雨が降るあの日の夏まで虹の空
アメジスト雲の切れ間に輝けり
雨上がり虹の袂でイブの笑み
発電機蝸牛水車無心なり
奇術師も釈迦の掌田は濁る
枇杷の種果実の不思議四季の色
逢いたいな花火を見上げ夢の中
花火咲く喜怒哀楽の真夏まで
あの場所へ渦巻く若さ夏に散り
湯上がりの男遠く見つめる扇風機
茫漠図過熱の都会もんじゅの知
五感なき自然の自然沸騰す
蒸せる夜の八百万の神夏銀河
吼える虎六甲おろし燃ゆる星
光る風秋はどこから雲の峰
シトリンの太陽胸に海の道
叶えよう真夏の銀河波しぶき
波しぶき潮の満ち引き泳ぐ愛
テクタイト宇宙の起源海の渦
冴え渡る維新の秋と時告げる
煌めいた諦めの夏秋の空
君のこと月の満ち欠け終わる夏
斜陽坂夕陽に泣きたい日もあれど
落ちてゆく滲む街の灯影を消し
遊園地九月の色彩風車ひとり佇む斜陽の陰り
迷わずに謙虚に学び天高く感謝の地層歓喜の気圏
幻と現宇宙の図式水も澄み月に祈りを星に願いを