2010年05月の記事


四季(夏-秋) 5.7.5 (7.7)


かくれんぼ三つ数えて初夏の色



霧雨が洗う詩情か錆びた街



綺麗だな雨上がりの夜空って



雨が降るあの日の夏まで虹の空



アメジスト雲の切れ間に輝けり



雨上がり虹の袂でイブの笑み



発電機蝸牛水車スネールタービン無心なり



奇術師も釈迦の掌田は濁る



枇杷の種果実の不思議四季の色



逢いたいな花火を見上げ夢の中



花火咲く喜怒哀楽の真夏まで



あの場所へ渦巻く若さ夏に散り



湯上がりの男遠く見つめる扇風機



茫漠図過熱の都会もんじゅの知



五感なき自然の自然じねん沸騰す



蒸せる夜の八百万の神夏銀河



吼える虎六甲おろし燃ゆる星



光る風秋はどこから雲の峰



シトリンの太陽胸に海の道



叶えよう真夏の銀河波しぶき



波しぶき潮の満ち引き泳ぐ愛



テクタイト宇宙の起源海の渦



冴え渡る維新の秋と時告げる



煌めいた諦めの夏秋の空



君のこと月の満ち欠け終わる夏



斜陽坂夕陽に泣きたい日もあれど



落ちてゆく滲む街の灯影を消し



遊園地九月の色彩風車ひとり佇む斜陽の陰り



迷わずに謙虚に学び天高く感謝の地層歓喜の気圏 



幻と現宇宙の図式水も澄み月に祈りを星に願いを






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