2015年03月の記事


はねずの梅
今日は、かなり暖かくて良いお天気でしたね。

京都の山科にある小野随身院の小野梅園へ行って来ました。

小野随身院と言えば小野小町と所縁のお寺で有名ですね。

その小野随身院にある小野梅園も梅の名所として有名で、遅咲きの八重紅梅が3月中旬くらいから見頃となります。

昔から、薄紅色を「はねず色」と呼ばれ、この小野梅園の八重紅梅の色がはねず色で「はねずの梅」とも呼ばれて親しまれています。

梅園の梅もそろそろ見頃過ぎかなと言う感じでしたが、八重紅梅のはねずの梅は見頃になっており。きれいなはねず色の花を咲かせていました。

小野随身院では、毎年3月末の日曜、明日に伝統の「はねず踊り」が行われるのですが、日曜日は都合がつかなくて一日早い今日に梅だけ見に行ったんですよ。

いつか、はねず踊りも見に行きたいです。
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恋塚
土曜日の弘法さんへ行った後に、上鳥羽と下鳥羽にある二つの恋塚のお寺へ行って来ました。

上鳥羽にあるのが鳥羽地蔵としても知られている恋塚浄禅寺で、下鳥羽にあるのが恋塚寺です。


平安時代の末期、北面の武士に遠藤盛遠と言う若者がいました。

橋の完成供養の警備に就いていた盛遠はそこで渡辺渡の妻の袈裟御前に一目惚れしてしまいます。

しかし、いくら思い焦がれても人の妻なのでどうにもなりません。

思いつめた盛遠は、袈裟御前の母の衣川を訪ねると袈裟御前を自分の物にしたいと刀を抜いて脅しました。

このままでは殺されると思った衣川は、ひとまず盛遠に約束して帰すと、娘の袈裟御前を文でこっそり呼び出しました。

衣川は袈裟御前に、これまでの事情を話すと、このままでは盛遠に殺されるがそれよりも、袈裟御前の手で自分を殺して欲しいと短刀を渡すと泣きました。

話を聞いた袈裟御前は驚きますが、まさか母を殺める事など出来ませんし、またこのままでは母が盛遠に殺されてしまいます。

愛する夫の渡の事を思うと悔しいですが、仕方なく盛遠と会う事にしたのでした。

盛遠と会った時に、袈裟御前は自分には夫がいるので盛遠の物にはなれない、もしも夫を殺してくれるなら盛遠の思い通りになれると言いました。

盛遠は喜んで、さっそくその夜に渡辺渡の屋敷に忍び込みました。

闇の中を渡の寝所へ忍び込んだ盛遠は眠る渡を刀で殺すと首を切り落として包んで持って帰りました。

家に帰って、明るい所で改めて首を見た盛遠葉驚きました、それは袈裟御前の首だったのです。

実は、袈裟御前は悩んだ末に盛遠に夫を殺すように言ってから、その夜は夫の振りをして身代わりに夫の寝間で寝ていたのでした。

盛遠は、袈裟御前の首を前にして号泣し、改めて自分がしたことや罪の深さを思い知ったのです。

そして、世の儚さと己の罪を悔い、出家してやがて文覚上人となったのでした。


上鳥羽の恋塚浄禅寺は文覚上人が開基とも言われ、寺の門の横には林羅山による恋塚碑がガラスで被われて置かれており、横には袈裟御前の首を埋めたと言われる恋塚があります。

しかし、一説によると鯉の化け物を退治した鯉塚であったのが恋塚になったとの話もあります。


一方の下鳥羽の恋塚寺は、やはり文覚上人の開基とされ、境内には袈裟御前の首塚と言われる宝筐院塔があり恋塚と呼ばれています。

また寺の縁起を刻んだ石碑や数々の関連の寺宝があり、本堂には渡辺渡・袈裟御前・文覚上人の木像が祀られています。

以前に恋塚寺を訪れたのはかなり前で、お寺は工事中であまり見れませんでしたが、今はりっぱなお寺になって恋塚の伝説を噛み締めてお参りできました。
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復興の黄色いだるま
東寺の弘法さんで、復興祈願の黄色いだるまが売られていました。

東日本大震災で、今でも仮設住宅暮らしておられる福島の双葉町白河仮設住宅の皆さんが作られただるまだそうで、一つ200円以上の寄付でお願いしますとの事でした。

私は一ついただいて大目の寄付を寄せたのですが反って多すぎると恐縮されてしまいました。

私も気持ちでしたことですからと言ったのですが、多すぎますからともっとだるまを渡そうとされましたので二つだけいただくことにしたら、帽子のキーホルダーも下さいました。

今でも仮設住宅で家に戻れない方がいるのを忘れてはいけないですね、もっと寄付が集まれば良いのですけどなかなかみたいでした。
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軒端の梅
今日も小雨の降る日になりましたね、私が京都へ行く日・土曜は雪や雨がほんとうに多いです。

その小雨の中を、久しぶりに京都の「東北院」に「軒端の梅」を見に行ってきました。

真如堂の前の道を北のほうに歩き、突き当りの道を西の方に少し行くと「東北院」と言う小さなお寺があります。

この東北院は、かつて関白の藤原道長の「法成寺」の東北の位置にあるから「東北院」と名付けられたそうで、一条天皇の中宮で上東門院こと藤原彰子の住まいだったそうです。

また、このお寺のお堂には藤原彰子に仕えていた「和泉式部」も住んでいたと伝えられています。

和泉式部と言えば、いろいろな伝説が残っていますが、、和泉守橘道貞や藤原保昌などと結婚し、冷泉院の皇子為尊・敦道の寵愛を受けるなど、様々な愛に生きた話が残されています。

また、娘の小式部内侍も百人一首に歌を残すほどの才女でもあったそうです。

その式部が残したと梅の木と言われているのが「軒端の梅」であり、とても愛して大切にしていたと言われています。

軒端の梅と言われる梅の木は他にも「清涼寺」などにもあるようですが、謡曲の「東北」に歌われているのは、この東北院の梅の木だそうです。


謡曲の「東北」によると、和泉式部が世を去って何年かが過ぎた時、一人の旅の僧がこの東北院を訪れました。

僧は、旅の途中で和泉式部を懐かしく思い、式部がの暮らした「東北院」を訪ねて、彼女が愛した軒端の梅をぜひ見たいと思ってここまで来たのだでした。

僧が、式部を偲んで読経をしていると、いつしか夜になり辺りが暗闇に包まれると、どこからともなく式部の亡霊が現れたのです。

僧は目の前に式部が現れて驚きましが、式部の姿は生前と変わらぬ美しさで、黒髪は豊かで口の紅は露を含んで濡れたように艶やかでした。

式部の霊は僧に向かって、若き日の日々をこまごまと語って偲び、僧はただ懐かしく黙って頷いて聞いているだけだったそうです。

久しぶりに訪れた軒端の梅は、以前と比べて花の数は少なくなり寂しいですが、それでも今でも、軒端の梅は白く美しい梅の花を咲かせ続けています。

あいにくの雨でしたが、いにしえの物語を伝える梅の木に触れられて良かったです。
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3.11
3月11日、東日本大震災から4年ですね。

まだまだ復興が進んでいなかったり傷みも癒されて居ないと思いますが、人も街もあらゆるものが少しずつでも回復していくことを願います。

多くの哀しみが癒されますように祈りをこめて・・・
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事故その後
私の事故の件ですが退院から一年半経ちましたが保障の方は何も進んでいません。

弁護士さんから請求額を出したのですが。半額にもみたない回答だそうで、検討の結果裁判まで行く事になりそうです。

まだ1年以上もかかりそうですわ。
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その女アレックス
ピエール・ルメートルの「その女アレックス」(文春文庫)を読みました、すごく面白かったです。

舞台はパリで、若き美人の看護師であるアレックスは、帰宅途中に知らない男に待ち伏せされて、暴力で車に乗せられると誘拐されてしまう。

一方、目撃情報から事件を追うのは、過去に妻を誘拐され惨殺された心の傷を持つ警部のカミーユと優秀な刑事達だった。

しかし、被害者が誰かさえも不明であった。

被害者のアレックスがなぜ誘拐されたのか、そこにはアレックスに関する秘密と謎が秘められていた・・・


とにかくストーリが思わぬ方向に急展開で進んでいく、意外な真実や展開に驚きの連続でした。

様々な賞を受賞しているのも納得の面白さで、犯罪小説・推理小説としてとしかく凄く面白かったです。

推理小説好きの方にはぜひぜひお勧めの必読の一冊です。
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六請神社・力石大明神
先日行った等持院の側に「六請神社」と言う神社があります。

延暦年間の創祀だそうで、古来より衣笠山麓に鎮座しており、「衣笠御霊」や「衣笠岳御霊」と呼ばれ、衣笠山に鎮まるこの地の開拓者たちの霊を祀ったことに始まるそうです。

祖神は「天照国照神」や「大国御魂神」と呼ばれ、天照国照がこの社の祭神に天照大神ら六柱を勧請して六請神と呼ばれたそうです。

その後、応永4年に足利義満が等持院の鎮守として六座の大神を勧請しているそうです。

近代になって近辺の小松原村・等持院門前町の産土神として崇敬され、また等持院・真如寺の鎮守社ともなっています。
 
この地域の衣笠は中世以来埋葬地となっており、霊を守る六地蔵の信仰と習合して六の字が社号に加えられ、したがって祭神数が伊勢、岩清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六に限定されたのではないかと考えられます。

なんでも、寛弘2年、衣笠山で御霊会が行われ、怨霊の祟りを畏れて「衣笠岳御霊社」を建立したとされ鎮めの社との意味づけが大きかったみたいです。


また境内には末社の「力石大明神」がありました。

力石大明神の中には大きな神石が祀られています。

この石は古来より祈願して持ち上げられれば、安産、学力、試験、就職等々の誓願成就など、あらゆる力を授けられると信仰されているそうです。

割と大きな石で力持ちで無いと持ち上げるのは難しそうです。

ただし、近年では持ち上げずに、神社で小さな神石を貰って必要事項を書いて奉納すると、持ち上げたと同じ御利益があるとされて、神石をいただいてお祀りする形式になっているそうです。
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ふくちぁんラーメン
昨日は、久しぶりに「ふくちぁんラーメン」を食べに行きました。

割と近くにあるんだけど歩きになってしまうんですよね。

チャーシュウメンでチャーシューはミックス(バラとモモがある)ニンニク入れてにしました。

チャーシューがボリュウムあって美味しいのがお気に入りなんです。

またとキムチバーがありキムチ食べ放題なのも良いですよ。

美味しいのでたまに行くのですが、もう少し行き易いと良いのですけどね。
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