2019年11月の記事


冬隣り

 
この頃、亜熱帯地方の沖縄もスコールになる。
晴れているから大丈夫と安心して居ても、
急に激しい雨が降ってくる。

南国にも寒気が入り最高気温21℃〜最低気温20℃。
昼と夜の気温が変わらない。

沖縄の人達は「今日は寒い。」等と言っている。
私は涼しくて七分袖を着て過ごしている。

入浴後は暑くて頂き物の西瓜を食べて居ても、
流石にアイスクリームは食べなくなった。

部屋の窓から花を見る。
鮮やかな濃ピンクのハイビスカスの花の色が鮮やかで、
心を和ませてくれる。

この二か月間、亡き親の残した土地の件でずっと悩んできた。
あの家をずっと守ってくれた親戚の人に
「あの家は要らないから上げます。」私は長年言い続けていた。

処が間に入る不動産屋さんが幼友達でお話しを聞いた後、
「少しでも貰いたい!」私は欲が出てしまった。

この不動産会社社長さんが「〇ちゃん、昔と全く変わっていないね。」
私が初恋の人だったと彼が言うので奥様に悪いと思った。

私は、極貧の彼の兄弟が可哀そうで「頑張って!」
昔は、彼やお兄様を励ましていただけの少女だった。

親の土地を法律では私が貰える事になっているが、
今迄不要と言った責任が重く心に残っていた。

少女時代から月給を家に入れたり、お小遣いを上げ、
親から返して貰うつもりはなく両親が金銭を強請る為、
何度も貸していた。

もっと色々な事を考えて居たら欲が出てしまい、
皆を困らせてしまった。

不動産屋さんとお話しした結果、あちらの言う通り、
4割だけ頂ける事に決まった。

その後、連絡が来ないので静観している。
駄目なら駄目で貰わずに諦める覚悟でいる。

今日は、台風が近づき大雨が降っている。
ハイビスカスが風雨に揺れ雨の強さに耐えている。
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