2019年05月の記事


卯の花くたし


しとしと静かに降る卯の花くたしの雨は好き。
涼しいし小ぬか雨は優しくふる。

ひと月遅れてビワの実が黄色くなって、
其れを小鳥達が食べるでしょう。

朝5時起床。辺りは明るく既に夜は明けて、
東の空が茜色に染まり、短日を強く感じる。

朝食が済み可燃ごみを出しに行けば、
近所の奥様に出会い嬉しくて立ち話が続く。

ゴミ出しの時は日傘より麦わら帽子が大きくて、
両手が使えて便利で良い。

この頃は北海道で猛暑日が2日も続き、
その後は例年通リの最高気温19℃に戻るらしい。

全国的に猛暑が続いたが、何とか梅雨らしい雨になり、
梅雨入りするのかしら。

昨日、主人は無断で不倫旅行に出かけた為、
私は買物に行った時、好物を沢山買ってしまった。

一汁一菜では病気になってしまう。
惣菜を3品くらい食べなければバランスが取れない。

勿体ないと買えない彼はやせ細り、
数日前にも熱中症で歩く事も出来なかった。

彼が急に居なくなっても寂しいとは思わず、
自由に暮らせる幸せさえ感じる。

今夜は雨が降ったりやんだりの卯の花くたしの雨。
昨日はカラオケで歌の練習をし気分転換をした。

ここだくに 地より湧き来る 初夏の風 
この現身の 我を吹くなり sakura1205
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緑の風
白い雲の上に後から後から白い雲が流れていた。
ふわふわっと柔らかな雲は晴れている証拠。

丸い雲はあの人の雲、
細長い雲は優しい父みたいな雲。

故郷の空港に着き、荷物を受け取り、
両手と背中の荷物を持ちながら
バス乗り場まで走った。

ほんの僅かの差でバスに乗り遅れ
タクシーに乗った。
楽をした分お財布の中身が軽くなる。

表通りから玄関まで草が伸び放題だったが、
青い血潮モミジが真っ赤に染まり美しい。

室内は、埃だらけで物が散乱し、
足の踏み場もない。

荷物を持って二階の自室に行けば、
枕が二つ並んでいたので変に思った。

一年中、私は一人で就寝しているのに何故、、
12月に彼は我が家に居た、、
悪い方に考えない様にしている。

庭の緑の若葉が柔らかく、
それが緑の風になって清々しい。

今が一年を通して一番住み心地が良い時節。
昨日の疲れが少し残って仕事が捗らない。

自然がいっぱいの故郷は住みよいけれど、
夜になれば海からの波音が寂しく聞こえる。
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