2003年07月の記事
2003 07/30 16:04
Category : レンアイ教授
わたしのことを忘れないで
わたしの髪の毛の色
目の色
肌の色
それから
笑った回数
泣いた回数
怒った回数
そして
わたしの皺の数
ほくろの場所
あなたしかしらない
愛の形
わたしがいなくなっても
わたしを忘れないで
わたしの髪の毛の色
目の色
肌の色
それから
笑った回数
泣いた回数
怒った回数
そして
わたしの皺の数
ほくろの場所
あなたしかしらない
愛の形
わたしがいなくなっても
わたしを忘れないで
2003 07/27 19:14
Category : レンアイ教授
焦って返事をすればするほど
あなたの本音が見えてくる
言葉の裏に隠された
小さな嘘が透けてくる
言い訳するぐらいなら
黙ってて
あなたの嘘が哀しくなる
あなたの本音が見えてくる
言葉の裏に隠された
小さな嘘が透けてくる
言い訳するぐらいなら
黙ってて
あなたの嘘が哀しくなる
2003 07/27 19:08
Category : コトバアソビ
ココアパウダーをまぶしたような
シガレットケーキ
びろうどをまとった芋虫
カビたフランクフルト
どんな比喩でたとえたら
あなたにその肌ざわりが
伝えられるだろうか
シガレットケーキ
びろうどをまとった芋虫
カビたフランクフルト
どんな比喩でたとえたら
あなたにその肌ざわりが
伝えられるだろうか
2003 07/24 21:25
Category : 詩惑抄
ウラン鉱石の放射線が
人々の医療に役立つように
ロケットが外宇宙の新発見に
つながるように
夢を託した技術が
悪意によって核兵器になった
人類が滅亡するのなら
それもよかろう
それはわたしの責任
そしてあなたの責任
だれのせいでもない
止められないのなら
覚悟はできている
あなたもわたしも神ではないのだ
人々の医療に役立つように
ロケットが外宇宙の新発見に
つながるように
夢を託した技術が
悪意によって核兵器になった
人類が滅亡するのなら
それもよかろう
それはわたしの責任
そしてあなたの責任
だれのせいでもない
止められないのなら
覚悟はできている
あなたもわたしも神ではないのだ
2003 07/21 20:39
Category : 詩惑抄
海原の巨大な生命
波の音を聞き
風の音を聴き
大地の音を訊ね
わだつみに預ける息吹
悲しみも
憎しみも
慈悲に呑み込む呼吸
触れること叶わず
真似ること叶わず
ただ見舞う
命をいただくために
銛を射るクジラ守り
波の音を聞き
風の音を聴き
大地の音を訊ね
わだつみに預ける息吹
悲しみも
憎しみも
慈悲に呑み込む呼吸
触れること叶わず
真似ること叶わず
ただ見舞う
命をいただくために
銛を射るクジラ守り
2003 07/20 16:48
Category : 物語
いくつもの症候群と
あからさまな感情と
冷たく放たれた外壁の光と
想像を越えた表現と(笑
スピードとカオスを
望んでいたのは人類
あらゆる電波と
不必要なスキャンダルと
名声と地位と富と
望むものをすべて
手に入れることができたのは
フィクションの主人公
人類が手に入れたのは
未来と言う名の
過去の遺跡
あからさまな感情と
冷たく放たれた外壁の光と
想像を越えた表現と(笑
スピードとカオスを
望んでいたのは人類
あらゆる電波と
不必要なスキャンダルと
名声と地位と富と
望むものをすべて
手に入れることができたのは
フィクションの主人公
人類が手に入れたのは
未来と言う名の
過去の遺跡
2003 07/19 10:03
Category : 読書時間
悲しみを踏み台にして
高く跳ぼう
何が見えるだろうか
苦しみを踏み台にして
長く飛ぼう
風を感じるだろうか
悲しみでふくらんだ
気球は
あなたの暖かさで
高く上がる
悲しみを踏み台にして
あなたに愛を届けよう
高く跳ぼう
何が見えるだろうか
苦しみを踏み台にして
長く飛ぼう
風を感じるだろうか
悲しみでふくらんだ
気球は
あなたの暖かさで
高く上がる
悲しみを踏み台にして
あなたに愛を届けよう
2003 07/13 08:12
Category : 風待ち
四足の家族を連れて
野良道をいく
雨上がりの朝の空は
まだ重たく
すれ違う人もまばらだ
あれだけの雨が降ったのに
田の水は浅く
稲は心もとなげに
風に揺れる
水口を開け
勢いよく水が入るのを
確認する
ほとばしる水流
減反の水面には
風と流れが織り上げた
田じらみの幾何学模様
人の手を借りることなく
美しさはある
注*田じらみ:カッターで細かく裁断された麦の茎が、
水の上に浮かんだもの。多量にあると、
強風が吹くと植えたばかりの苗は、抜けてしまいます。
野良道をいく
雨上がりの朝の空は
まだ重たく
すれ違う人もまばらだ
あれだけの雨が降ったのに
田の水は浅く
稲は心もとなげに
風に揺れる
水口を開け
勢いよく水が入るのを
確認する
ほとばしる水流
減反の水面には
風と流れが織り上げた
田じらみの幾何学模様
人の手を借りることなく
美しさはある
注*田じらみ:カッターで細かく裁断された麦の茎が、
水の上に浮かんだもの。多量にあると、
強風が吹くと植えたばかりの苗は、抜けてしまいます。
2003 07/08 21:10
Category : 日常詩
双葉の中に夢がみえる
大きくなるよ
本葉が出るよ
白い根が大地を抱える
大きくなるよ
いつか
樹になるよ
夢を広げて
君を待つよ
今はまだ途中だけど
大きくなるよ
本葉が出るよ
白い根が大地を抱える
大きくなるよ
いつか
樹になるよ
夢を広げて
君を待つよ
今はまだ途中だけど
2003 07/03 17:05
Category : レンアイ教授
青から紫へと
変化する紫陽花の
縁取りを
窓の外にながめる
ひとの恋路もかくなるものか
色よく変化せよ
艶やかに終えるように
こころをクリア
透明なままに
あらゆる色を 受け入れる
雨の色
変化する紫陽花の
縁取りを
窓の外にながめる
ひとの恋路もかくなるものか
色よく変化せよ
艶やかに終えるように
こころをクリア
透明なままに
あらゆる色を 受け入れる
雨の色