星屑工房

プロマイドの中のタレント

祈る石像

開かれる聖典

そして

少年のもつナイフ
あるいは
兵器

電子の呪縛
張り付けられたコトバ

変化する思考

「カナシイ→クルシイ→コイシイ→イトシイ」

血圧の降下
アドレナリンの上昇
ホルモンバランスの変化

恋するコトバの出来あがり

唇に一滴

口づける惑い

歪む笑顔に

涙の媚薬

選り大根の白肌に
幼き若葉を重ねたり

浅塩の
辛さの
初夏を噛む

芽ぎる息吹を
胸の奥
代えて恋の調べと
笑う嘘

囀る鳥の
影形
見つけるまでに
恋は終わらず

報道記事は
時として残酷だ

事実だけを叩きつけて
己の無力を知らしめる

声高々にがなりたてても
進展しない報道は
ジャナーリズムとは名ばかりの
世間話と言わずもがな

地にはまだ　肥やしが足りぬ
人にはまだ　知恵が足りぬ

落ちるコトバを受け止める

花びらのように

鳥の羽のように

落ち葉のように

雪の一片のように

カミソリの一枚のように

器の中に受け止める

それが　わたしのなかの答えのように

開けて
どこへ行こうというのだ

どこへだっていい
からっぽの器を満たすために
彷徨うのだ
あるいは
空っぽのコトバより
一握りの種を
器にいれるために

扉を開けて
ここを出てゆく

あしたの
あさに
あなたは
あたしの
あいで

いつものように
いのちのかけらを
いとおしむ

うちゅうのはてから
うみうしきても
うまづらかわはぎよりは
うれしいだろう

えんぴつもって
えんしんぶんり
えんえんとつづく
えんとろぴー

おんなが
おとこと
おしゃべりしても
おもいは
おきざり
おとさたなしのあい

朝日の光の中

街角

星空の下

わたしは踊る
ダンス　オン　ミュージック
踊るのが好き
メロディーの中を泳ぐように
わたしはサカナ
わたしは小鳥

踊るのが好き

誰かが一緒なら
もっと楽しい
もっと踊れる

踊っているのはわたし
踊らせてくれるのは何