2002年03月の記事
2002 03/30 18:02
Category : 読書時間
笑ってくれという
ビートは頭の真ん中直撃
ふざけた日常ぶっとばして
リズムは夢まで犯しちまった
中途半端なエクスタシー
あたしに似合うはずがない
ふざけた常識けとばして
壊れるまで踊り狂う
狂い咲きのサクラの下で
散るほどにいとおしい
異空の刹那
ビートは頭の真ん中直撃
ふざけた日常ぶっとばして
リズムは夢まで犯しちまった
中途半端なエクスタシー
あたしに似合うはずがない
ふざけた常識けとばして
壊れるまで踊り狂う
狂い咲きのサクラの下で
散るほどにいとおしい
異空の刹那
2002 03/27 12:22
Category : 詩惑抄
謝罪のために
捧げた供物か
自らの罪を隠すための
偶像か
神の手はそのどちらも
欲していない
為すべき事は
悔い改めること
己から謝罪すること
では
生贄は誰のために捧げられたのか
捧げた供物か
自らの罪を隠すための
偶像か
神の手はそのどちらも
欲していない
為すべき事は
悔い改めること
己から謝罪すること
では
生贄は誰のために捧げられたのか
2002 03/21 10:43
Category : コトバアソビ
眠れぬ夜に
つらつらとコトバを噛む
訪ねるカケラはすれ違う
そこにいるのは
幼子のちいさきあくびの
オン
意味なき調べは耳鳴りの
オン
眠れぬ夜に
コトバのオンを聴いてみる
つらつらとコトバを噛む
訪ねるカケラはすれ違う
そこにいるのは
幼子のちいさきあくびの
オン
意味なき調べは耳鳴りの
オン
眠れぬ夜に
コトバのオンを聴いてみる
2002 03/15 21:22
Category : 日常詩
故郷から
離れて嫁ぐ日
母が言った
「ここがおまえの子供の
故郷になるんだよ」
子供たちが巣立つ日
故郷が足枷にならぬよう
わたしはわたしの中の故郷を
封印する
離れて嫁ぐ日
母が言った
「ここがおまえの子供の
故郷になるんだよ」
子供たちが巣立つ日
故郷が足枷にならぬよう
わたしはわたしの中の故郷を
封印する
2002 03/15 21:21
Category : at Web
崩壊してしまったなら
もう一度構築すればよいではないか
部品がひとつ足りないままでも
前とどこが違うのか
自分にはちっともわからない
もう一度構築すればよいではないか
部品がひとつ足りないままでも
前とどこが違うのか
自分にはちっともわからない
2002 03/14 20:26
Category : 手紙
あなたの息遣いを感じ
あなたの願いを受け止め
それでも どうすることもできない
自分に腹立たしさを覚える
わたしに何ができるだろう
わたしは何をしたらよいのだろう
言葉が何を為せるだろう
答えてくれる友は何処
あなたの願いを受け止め
それでも どうすることもできない
自分に腹立たしさを覚える
わたしに何ができるだろう
わたしは何をしたらよいのだろう
言葉が何を為せるだろう
答えてくれる友は何処
2002 03/10 15:54
Category : 詩惑抄
組織という名のケーブルに
繋がれた
義務という名の錘
はずしてしまえば
楽になる
そのかわり
自由という名の責任が
両手両足に過去への楔を打ち込むのだ
結果を引きずりながら
それでも
前へいかねばならぬ
同じ重荷であるならば
どちらを選択すればよい
それを思い煩うも
また重荷
繋がれた
義務という名の錘
はずしてしまえば
楽になる
そのかわり
自由という名の責任が
両手両足に過去への楔を打ち込むのだ
結果を引きずりながら
それでも
前へいかねばならぬ
同じ重荷であるならば
どちらを選択すればよい
それを思い煩うも
また重荷
2002 03/10 15:51
Category : 物語
音がしたんだよ
ぽよん と水音のような音が
受精卵が
胎盤に着床する音
おなかの中に
だいじな宝物が入ったよ
とても しあわせな気持ちだったんだよ
でもね
その命は 生まれてこなかった
自分で生きることを望まなかった
わたしは からっぽの母になった
命はどこから来て
どこへ帰っていくのだろう
もう一度
ぽよん
と 音がして
戻ってきたのは
生まれてきたかった命
ぽよん と水音のような音が
受精卵が
胎盤に着床する音
おなかの中に
だいじな宝物が入ったよ
とても しあわせな気持ちだったんだよ
でもね
その命は 生まれてこなかった
自分で生きることを望まなかった
わたしは からっぽの母になった
命はどこから来て
どこへ帰っていくのだろう
もう一度
ぽよん
と 音がして
戻ってきたのは
生まれてきたかった命
2002 03/06 14:27
Category : 風待ち
春雨 春巻き
食べましょう
蕗味噌 タラの芽
土筆の胡麻和え
野蒜があったら
辛し和え
朝の目覚まし
小鳥のさえずり
月夜のセレナーデは
雄猫のラブコール
今宵の夜食に
恋のカクテルはいかがでしょう
食べましょう
蕗味噌 タラの芽
土筆の胡麻和え
野蒜があったら
辛し和え
朝の目覚まし
小鳥のさえずり
月夜のセレナーデは
雄猫のラブコール
今宵の夜食に
恋のカクテルはいかがでしょう
2002 03/03 17:31
Category : 風待ち
ローカルイベントの
参加賞
花の種 三種
ヒャクニチソウ
不在の友を想う
白花カスミ草
清い心
サルビア
燃ゆる想い
確かな答えはなけれど
広大なる時空の片隅
わずかばかりの大地に 種を蒔く
想いよ 届け
あの歌姫の歌声のように
参加賞
花の種 三種
ヒャクニチソウ
不在の友を想う
白花カスミ草
清い心
サルビア
燃ゆる想い
確かな答えはなけれど
広大なる時空の片隅
わずかばかりの大地に 種を蒔く
想いよ 届け
あの歌姫の歌声のように