2001年02月の記事


「ウェブマスターの条件」
     アーティストであること
     ライターであること
     エディターであること
     DJであること
     リーダーであること
     ホスト(あるいはホステス)であること

     そして
     一番の弱者であること
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「クラッカー」
     破壊者は

     足跡も残さずに

     去って行く

     残して行くのは

     あなたへの想いだけ
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「検索」
     昔の恋人を探し当てて

     幸福を確認するか

     あるいは 妬むのか

     人の心は微妙な秤
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「二人称」
     Webには

     星の数ほど

     「あなた」

     が  いる
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「恋愛の化学方程式」
     あなたが水素で
     相手が酸素なら
     発生するのは  水

     あなたが希硫酸で
     相手が二酸化鉄ならば
     発生するのは 水素
     (火が付いたら 爆発)
     あるいは  硫化水素
     (まわりを毒殺)

     あなたの化学方程式
     答えは見つかった?
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「To My Webfrends」
     たまには

     読者と読者の関係も

     よいかもしれないね

     あなたの永遠のファンの
     ままでいたいから
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「クリックぐらいじゃ」
     データは消せても

     あなたへの想いは

     消えてしまわないよ
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「褥」
     わたしを求める

     あなたの情けは

     誰のかわりでしょう

     こころはここに在らずと

     あなたの仕草が語って

     おります
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「過去への手紙」
     届けられるものなら届けたい
     思いあがりと
     自己欺瞞で
     傷つけたあなたへの
     謝罪

     叶わぬ願いならば
     あなたの最後の手紙と一緒に
     わたしの願いも
     燃やしてしまおう

     できれば、もう一度会えたら
     あなたを抱きしめて
     嫌いになったわけじゃないと
     伝えたい
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「吟遊詩人」
     命の数ほど
     語り部はいる

     風が命を
     語り継ぐ
     草の息すら
     伝え問う

     人の歩みを
     留まらせ
     偽りのなき
     永久を指し示す

     語り部の声
     内なる叫び
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「と、ある中間管理職のつぶやき」
     平社員のきもちは
     社長にはわからない

     社長のきもちは
     平社員にはわからない

     両方のきもちがようくわかる
     わたしが一番えらい
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「絹糸幻想」
     桑を食み
     糸を吐く
     天の虫

     縦糸は幻
     横糸は夢

     儚き命の機を織る

     縦糸は愛
     横糸は真

     合わせる糸は夢の問い

     紅に染めし
     漆黒に染めし

     交わる性の夢と落つ

     縦糸は夢
     横糸は風
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「星雲」
     深遠なる闇の底に
     銀砂の集合体

     うつくしいのは
     闇の為せる業

     歴々たる光源の語り部
     彼方より
     迎え入れたる
     我なる肉体

     一体となれ
     して、すべてを浄化さらしめよ
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「クラッシュ」
     こころのなかに潜入されて

     システムが破壊される

     わたしの記憶は

     あなたのことだけとどめてる
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「体感ゲーム」
     闘いも 愛も

     体感できる

     でも  それだけで 満足?
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「全知全能」
Webの中では いったい 誰が

一番?
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「風が・・・」
     山の稜線を
     風が滑り降りてくる

     指先に春をぶらさげて

     湿気た顔してんじゃないよって
     目の前に突きつけてくる

     季節の変わり目はもうすぐ
     またちがう時を刻もう
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「e−Mail」
心に直接届く 手紙
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「表と裏」
     表舞台では

     コトバの攻防戦

     裏舞台では

     技術の攻防戦

     犠牲者は誰?
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「クリックひとつで 2」
     地球も救える

     破壊もできる

     あなたのそのクリックは

     どちら?
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「何度でも」
     何度でも

     わたしのコトバを

     愛してください

     あなたの納得のゆくまで
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「ハイウェイ・テンション」
     助手席のわたしは無口になる

     あなたが見ている行く手を
     同じようにみつめ
     渦をまく光を
     追いかけてゆく

     安心しきったこどもの
     寝息を耳にしながら
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「わたし」
     妻であり
     母であり
     嫁であり
     主婦であり
     女である

     そして
     ただひとり の人間

     そのすべてが わたし
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