2000年12月の記事
2000 12/31 22:31
Category : at Web
解き放たれた扉の
向こうに広がるのは
未知なる蒼穹
吹き起こる風を
肉体の総てで受け止めよ
されば
啓示された道標が
自ずと脳髄まで刻印されるであろう
さあ
その扉が閉ざされる前に
行きなさい
向こうに広がるのは
未知なる蒼穹
吹き起こる風を
肉体の総てで受け止めよ
されば
啓示された道標が
自ずと脳髄まで刻印されるであろう
さあ
その扉が閉ざされる前に
行きなさい
2000 12/28 10:44
Category : 物語
象の
コミュニケーションの話を
聞いたことがありますか
人間の耳には届かない
大地を滑るようにはってゆく
会話
ジャングルの片隅
群れから離れている一頭の象
それでも、彼らは
間違い無くコミュニケーション
しているのです
独りではない
孤独ではない
わたしの問いかけに
答えがある
象の笑顔が
大地から
伝わってきそうな気さえします
コミュニケーションの話を
聞いたことがありますか
人間の耳には届かない
大地を滑るようにはってゆく
会話
ジャングルの片隅
群れから離れている一頭の象
それでも、彼らは
間違い無くコミュニケーション
しているのです
独りではない
孤独ではない
わたしの問いかけに
答えがある
象の笑顔が
大地から
伝わってきそうな気さえします
2000 12/26 21:14
Category : at Web
わずかばかりのプライドさえ
剥ぎ取られ
Webの深淵に沈められる恐怖に
抵抗する術は「怒り」
ナイフを手にする少年の心
カナシイ カナシイ
と
心が軋む
クルシイ クルシイ
と
魂の裏で声がする
ナイフの代わりに
わたしは薔薇の花を手にした
剥ぎ取られ
Webの深淵に沈められる恐怖に
抵抗する術は「怒り」
ナイフを手にする少年の心
カナシイ カナシイ
と
心が軋む
クルシイ クルシイ
と
魂の裏で声がする
ナイフの代わりに
わたしは薔薇の花を手にした
2000 12/24 11:56
Category : 詩惑抄
「死ぬのが楽しみ」
と言ったら
「わたしも」
と17歳の長女が言った
死にたい のではなく
いつ死んでもかまわないと思う
それだけ 精一杯 生きている
死んだらどうなる
それは 死んだときに解ればいい
生き急ぐことはない
死に急ぐこともない
と言ったら
「わたしも」
と17歳の長女が言った
死にたい のではなく
いつ死んでもかまわないと思う
それだけ 精一杯 生きている
死んだらどうなる
それは 死んだときに解ればいい
生き急ぐことはない
死に急ぐこともない
2000 12/16 22:26
Category : 物語
家の裏にはお稲荷様が奉りてありまする
明日の夕暮れ「お稲荷祭り」
鰯、お豆腐、お揚げに赤飯、
お神酒も一緒に進ぜましょう
供えし後は、
うしろを見てはなりませぬ
お稲荷様が食べてる様を
けして見てはなりませぬ
さてさて、お供え下げるのは
子供の役目と決まりです
暗い参道、竹林
わき目も振らず、一目散
後ろを振り返ってはなりませぬ
いまは少なき因習にてございます
明日の夕暮れ「お稲荷祭り」
鰯、お豆腐、お揚げに赤飯、
お神酒も一緒に進ぜましょう
供えし後は、
うしろを見てはなりませぬ
お稲荷様が食べてる様を
けして見てはなりませぬ
さてさて、お供え下げるのは
子供の役目と決まりです
暗い参道、竹林
わき目も振らず、一目散
後ろを振り返ってはなりませぬ
いまは少なき因習にてございます
2000 12/14 19:51
Category : 日常詩
蓼食う虫も 好き好き
割れ鍋に 閉じ蓋
似たもの夫婦
夫唱婦随
理想は「かさ地蔵」のじいさまばあさまだけど
あんな「地蔵さま」いるわけない
割れ鍋に 閉じ蓋
似たもの夫婦
夫唱婦随
理想は「かさ地蔵」のじいさまばあさまだけど
あんな「地蔵さま」いるわけない