2015年12月の記事


「太和殿」
<<ベトナム>>--フエ--


グエン朝時代に祭事を行った場所の全景。

この写真では見えないが、建物に向かって左右に立ち並ぶ石碑は、祭事の際武官と文官が並んだ場所で、太和殿に一番近い正一品が武官、文官のトップたった場所である。

王座が有る館内は残念ながら撮影禁止であった。

人影の見えないこの建物の周辺は、強い日差しの中で静まり返り、往時の歴史を忍ばせる雰囲気が漂っていた。

太和殿を過ぎると、グエン朝の王宮が控え、その脇の資料館には、歴代の王族達の写真などが飾られていて、興味深かった。



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「獅子の像」
<<ベトナム>>--フエ--


グエン朝王宮の中庭に鎮座する、獅子の像の猛々しい姿。

牛門の脇の世祖廟に至る入口を抜けると、中庭に出る。

この獅子の像はこの庭の中央に有るのだが、此処の像のお腹の下を通して見ると、広々と広がる王朝の敷地の様子を遠望出来る。

はるか彼方には、王宮の一部である別の建物が見えるが、その建物が何であるのかは窺い知れない。

この獅子像の体には硬い鱗のような物が彫られていて、日本の獅子像とはかなり異なり、龍の鱗のように見え、それが凄みを現わしている要因と思われるのである。



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「蓮池」
<<ベトナム>>--フエ--


グェン朝王宮の太和殿前に有る、蓮池の光景。

この蓮池は、前方に有る牛門に通じる通路の左右に有る。

人工の掘割の中にある蓮池は、季節によって花の様子は異なるが、ほぼ一年を通じて、蓮の花を見ることが出来る。

ベトナムの蓮池は随所に見ることが出来、国の主産物の一つである。

蓮の花のお茶(ロータス・ティ)や蓮の実の砂糖菓子、蓮の花の菓子など、様々な蓮を原料にした飲食物があちこちの土産物店で売られている。

私もお土産に、蓮茶や蓮の実のお菓子を買って来たものである。



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「巨大な大砲」
<<ベトナム>>--フエ--


嘗て王宮を守るために据えられていた、巨大な4門の大砲。

この大砲が実戦で使われたかどうかは、説明が無かったので、定かではない。

綺麗に保管されているこの大砲は、城壁の上で雨曝しになっている錆びた大砲とは違い、綺麗に保管され、大砲に施された模様などがそのまま残っているのは、如何にも繊細な民族であるベトナム文化と言えるだろう。

中国もそうであったように、ベトナムも新しい歴史の波によって、王朝文化が崩壊した事は、そう昔の話ではなかったことを、王宮の中に飾られている写真群によって窺い知る事が出来る。


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「世界遺産をバックに」
<<ベトナム>>--フエ--


フエの王宮、太和殿を背景に仲間との記念写真を撮る。

この旅行に参加したのは旅仲間の内、3名であった。

ガイドさんの薦めで、ベストビューポイントをバックに、記念写真を撮ってもらった。

ベトナムは縦に細長い国であるので、縦断旅行となると、同じ国の中でも天候が良かったり悪かったりする。

矢張り徒歩での観光となると、ご覧のような晴天に恵まれると、足並みも早まるものである。


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「太和殿」
<<ベトナム>>--フエ--


牛門の先に、楼閣を擁した太和殿の威容が見える。


牛門には3つの門が有るが、今は向かって左側の丸い門から、観光客は見学通路として入場出来る。

この楼閣には昇る事が出来るのだが、丁度現在は修理中であり、残念ながら昇ることは出来なかった。

この太和殿に至る通路の左右には蓮池が有り、綺麗な花を咲かせていた。

フエは嘗てはベトナムの首都であったが、今はハノイがベトナムの首都となっている。


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「王宮のPR」
<<ベトナム>>--フエ--


王宮に至る前の入口付近に掲げられている、王宮の様子を現わした宣伝用の看板。

観光客にこの王宮が、ベトナムにとって如何に重要な世界遺産であるかをPRしている。

王宮の説明の他に、此処を訪れた世界の要人達の見学の様子を、写真を中心に説明している。

ちょっと目に止まったこの看板だが、何を書いてあるのかベトナム語出掛かれているので、良く分からないから、写真だけ撮って此処を後にした。

この看板がある場所からは、既に彼方に王宮を遠望する事ができたのである。


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「旧市街の入口」
<<ベトナム>>--フエ--


フエの王宮がある旧市街に入るには、このフースアン橋を渡り、正面の入口を潜らなければならない。

この付近は、バスなどの車が入れないので、此処に至るまでにはレロイ通りを、かなり歩かなければならない。

更にこの石門を潜れば直ぐに王宮に辿り着くのかと思いきやさに有らず、この門の内側には、広大な旧市街が開けていて、その敷地の中を暫く歩いて行くと、やっと王宮が遠方に見えてくるのだ。

1802~1945年の約140年間ベトナムを治めた最後の王朝、グエン朝、その舞台となった王宮が、この城壁に囲まれた中にあるのである。

この敷地は約38万㎡有り、当時は100以上の建造物が有ったといわれるが、残念ながらベトナム戦争で、多くの建物が破壊され、伊野はその修復を図っているところである。


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「ホテルからの眺め」
<<ベトナム>>--フエ--


センチャリー・リバーサイド、ホテルのレストランから見る眺め。

ちょっと寄り道をして、川越近辺の秋模様を散策した後、再びベトナム・シリーズに戻った。

古都フエは、フエ河近くに栄えたベトナムを納めた最後のグェン王朝、グェン朝の都である。

数々の世界遺産を有するこの都がどんな都市なのか、期待に胸を膨らませつつ、この景色を眺めながら朝食を摂ったのであった。


椰子の木を通して見るフエ河には、遊覧船が繋留しており、我々はこのフエ河クルーズで、嘗て栄えたグェン王朝の遺跡の数々を見学する予定なのであった。


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「元気なおばちゃん」
<<日本>>--川越--


仙波東照宮の石段の麓で、長年店を張るおばちゃんの元気な姿。

82才になったおばちゃんは、今でもこうして一人で店を切り盛りしている。

82才になったと言うことだが、とてもその年には見えず、いつまでも万年現役で店を切り盛りしているから、若いのかなと感心して、その作業を眺めていた。

決して珍しい料理を作るのではなく、誰でも造れるような家庭料理を良心的な値段で提供しているから、安心して食べることが出来るのである。


作ってもらったうどんを食べながら、いつまでも元気で店を出していて欲しいと願ったのであった。


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「味噌おでん」
<<日本>>--川越--


仙波東照宮の拝観を終えた後、休憩所でちょっとした食事を摂った。

東照宮の石段を降りた所に有るお休み処で、昔から長年店を出しているおばさんの所で、ちょっと小腹を満たすために、おでんとうどんを食べた。

私が中学生の頃から、店を一人でやり繰りしているおばさんも、今は82才になったという。

おでんは5本250円だが、おばさんいつまでも元気だねと声を掛けたら、おでんを1本おまけをしてくれた。


その1本は既に食べてしまったので、トレーの上には5本しかない。

おばさん秘伝の白味噌仕立ての、甘辛味噌を付けたおでんは、昔と変わらぬ美味しい味であった。

ボランティアでやっている、お揃いの赤いブレザーを着た東照宮の説明員達も、食事はこのおばさんの所で摂っていると言う。


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「東照宮に至る道」
<<日本>>--川越--


小高い丘の上にある仙波東照宮に至る道を、石段上の正門前から見た光景。

前方の樹間に垣間見える朱塗りの随身門を経て、寛永15年当時の造営奉行であった川越藩主堀田加賀守正盛が奉納した石鳥居を潜り、長くて急な石段を登ると正門前にいたる。

石段下の向かって右側の柵で囲われた大木は巨大な枝垂桜で、毎年見事な桜の花を咲かせる。

更に左側には、昔からお団子やおでんを売る、名物おばさんのお店が有る。


私が中学時代、近くの学校から体育の時間に此処に来て、石段を駆け足で登ったり降りたりする訓練授業を受けた事を、懐かしく思い出すのである。


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