2021年11月の記事


「『幣が舞う』地に立地」、そう読み貨幣発券銀行に願ってもない適地。
 『幣が舞う』地に立地」、そう読み貨幣発券銀行に願ってもない適地。
 

 著書に『「鎮守の森」からのメッセージ―日銀マンの思索と弁明一』(三月書房 1989年11月)をお持ちの方にご教示を願った。
  過日承っていた設計思想。それを「黄金分割」であった点を失念していた。

 著者は「四六分割」と申されたのかも知れないと検索するも、たどりつけたのは「四分割比」の建築用語。
 そこで、恥ずかしながらお尋ねすることに。
 Lineで「FAXを送らせていただくことの諾否」をお尋ねするも、そのまま外出していた。
 そのままFAXも送らず、Lineで返事も申し上げなかった。シビレをきらされたか、記載の一筆をLineで頂戴。

 
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郷土を学ぶ・地域学講座 「笑顔のニュータウン」で開設211018
 郷土を学ぶ・地域学講座 「笑顔のニュータウン」で開設211018

 「小中学生学習支援『てらこやタウン』」、「地域食堂」、「ふまねっと教室」に続いて立ち上げられる「郷土を学ぶ・地域学講座」。
 第一回目の講座が、10月18日 午後1時30分から開かれます。
 開設の趣旨を「街の歴史、文化遺産、人物などについて語り合います」。そう示されています。


 1999年に「城山を語る会」ではじまった、文教風致の地区で知られる「城山」。
 「達人倶楽部」「釧路城山商もしりや店街振興組合」など、商店街の充実や文化・生涯学習の拡充・深化を働きかけてきました。
 「笑顔のニュータウン事業」は、「少子高齢化の中で、学生、子ども、高齢者の各世代が交流」するを目指しています。

 第一回目の講座にむけて、紅葉の季節にふさわし案内リーフが完成していました。
 「モシリヤ&サルウシナイ たのしみ・学び・活用って」と題して講座が開かれます。
 担当は、城山モシリヤコミッション調査役 佐藤宥紹さん。会場は20席ほどの規模でみなさんをお待ちしています。

◆多世代型地域コミュニティ拠点「笑顔のニュータウン」事業について
 大学や高校群が集まる市内屈指の文教地区である釧路市橋南地域で進む少子高齢化の中で、学生、子ども、高齢者の各世代が交流することで、 地域社会の未来につながるコミュニティ拠点の創出が求められている中、「地域コミュニティ施設での多世代交流の推進」、 「高齢者の認知症予防及び健康保持」、「子どもたちや子育て世代の居場所づくり」を目的とした新事業をスタートしました。
http://www.946wat.jp/watProject_EgaonoNewtown.php 多世代型地域コミュニティー拠点「笑顔のニュータウン」
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伝説と句碑、鏡み面の余呉湖 賤ケ岳が琵琶湖との境界211125。
伝説と句碑、鏡み面の余呉湖 賤ケ岳が琵琶湖との境界211125。

 余呉湖
 「ニッポンの里山」の紹介で、余呉湖の清水(しょうずい)の管理と繭の育てを紹介。
 その舞台は余呉湖。北から余呉湖ー賤ケ岳ー琵琶湖。日本海ー琵琶湖ー京都ー大坂の一大流通ルート。
 琵琶湖は著名ながら、「賤ケ岳」の位置を承知していなかった。加えてさらに北にある余呉湖の存在、はもとより。
 弦の産地。
 三弦、三味線、ほかにも琴も含まれるのか。弦は生糸の捻りあわせで造られるらしい。
 高島市のヨシが「笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)」の「弁」の供給源であった点を報じていたが。
 羽衣伝説や龍神・菊石姫伝説
 「面積約1.8㎢、周囲約6.4kmと琵琶湖と比べると小さな湖」
 「湖面が穏やかでまわりの景色を鏡のように映し出すことから別名“鏡湖”とも」
 「天女の羽衣や龍神・菊石姫の伝説が残る神秘的なスポット」。すばらしい紹介で。
 
 断層湖
 成因は断層湖。水質は 淡水・汽水と多様。
 「標高422の賤ケ岳で琵琶湖とは区分される(今から3万年前に独立)」
 「東西1.2キロメートル (0.9km[1])、南北2.3キロメートル (1.8km[1])[4]」
 「周囲6.4キロメートル(6.2km[5])、面積1.97平方キロメートル、最大水深13.5メートル」

 句碑
 周囲に昭和29年(1954年)9月28日、水原秋桜子、
 昭和45年(1970年)10月、山口誓子。それぞれ来訪。句碑を残す。
 これまた「パワースポット」の格式と品格をたかめる構成要素なりや。
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見た目に美しい姿、快く感じられる黄金分割比 建築美
​​ 見た目に美しい姿、快く感じられる黄金分割比 建築美

 黄金分割比
 縦横比が、「1.618対1」の比率。旧日本銀行釧路支店が「黄金分割のセオリーに則した建築」と聞かされてきた。

 「見た目に美しい姿を表し、快く感じられる比率」ということ。
 かつ「建築物の安定感の基礎になる比率」であるとも。
 カードゲームのトランプの縦と横の比率。十字架にもこの定理に則す。

 ネット情報。
 「日本大百科全書(ニッポニカ)『黄金分割』の解説」で記載。
 「線分を黄金比に分けること」。
 で、「黄金比」=「四角形の比率のこと。1:1+√5/2。近似値は1:1.618」。
 「この長方形のことを「黄金長方形」という」。考え方の起源は、「紀元前古代ギリシャのピタゴラス学派に端を発する」
 「黄金比はヨーロッパでは古くから最も美しい長方形として親しまれ」、
 「ルーブル美術館に所蔵のミロのビーナス、パリの凱旋門」、
 「ギリシャの遺跡パルテノン神殿などにも、黄金比の比率が使われている」と。
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サルウシナイ川の流れ 合流点を手書き図で明示211115
​​ サルウシナイ川の流れ 合流点を手書き図で明示211115。

緑ケ岡公園
​ そこに源流部をもつサルウシナイ川.今は伏流してしまった、小河川を手書き図で示してくださった。​
 特に合流点近くの下流部が、生き生きと描写された秀作。
 図で「水色」表示の太めの線が、流路の記憶を可視化してくれる。小林綿屋さん裏手で右折。
 セブンエレブン城山店付近で、左に折れて「ハイム城山」の地点で釧路川に合流。 

 標茶街道
 かつての旧国道44号線を横切るところには、「橋があった」とお二人の回想。
 ネーっ、教えておしえて。
 「どこにあった?」「いつまで見ていた?」「どんな形であった?」。「橋の名前は?」
 聞きたい、聴かせてほしい!!。お元気でないと、記憶が記録にならず、ですよー。

 地番で城山一丁目
 「大川町城山通」と「浦見城山通」の交差点を軸に記載されている。
 特に「大川町城山通」の東西が描写され、城山一丁目1~4番と8番、10番の範囲が手書きで復元された。
 現在の北原ビルの敷地も、宅急便営業所も木工場。小林製綿所はもとより、木材土場や民家も描かれ、今はなき川筋すら読める秀作。

 211115開催「郷土を学ぶ・地域学講座」2nd
​ 講師の木村浩章さんが提示してくださった。隣接地の記憶、綠ヶ岡公園に源をもっていたサルウシナイ川流域の広域図も、期待できそうである。​
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「分別」と「無分別」の比喩 211116
​​ 「分別」と「無分別」の比喩 211116

御歳ハタチの妙齢女性がめでたく結婚。 翌年、無事に女児がうまれて、そこで問題。
 「今、娘さんは3歳です」
 「さて、お母さんと娘さんの歳の差はいくつでしょう」。 
 答えは「21歳」とするには、「ブー」。つまり不正解ということなのだ。  
 
 出題は世に言う「知恵」と「智慧」の解説。 
 「知恵」は人知で、明暗・善悪・勝負・優劣など「分別」の範疇。 
 「智慧」は絶対者の働きで、比較ではなく「つながり=両方の側面」で「無分別」の領域。

 ここで「正解」 
 「無分別」とは、「分別を超えた働きかけ」。そうした=記録ではない聞き書きゆえの不確かさながら。 

 正解は「同い年」。 
 「娘が誕生して3年」。「娘だった女性が妻になって子が誕生、母になって3年」。 
 それゆえ「子が生まれて来てくれて、母になることができたから」と。

 厚岸町の暁善寺。11月、奈良県から釧路国巡回、8会所の常例布教講座。

 智慧=光。戦後第一回目の「正倉院展」。展観者は一応に「生きる力をもらった」とも。
 ほかにも長野県上田市の無言館で展示。戦没学生が出征直前までに描きあげた作品にこめられた「感性=命、息づいている」紹介。
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旧日本銀行釧路支店 道東観光の起終点211121
 旧日本銀行釧路支店 道東観光の起終点211121。

 景観の吸引力
 1)白亜の気品あるたたずまい。
 2)四分割のセオリーに即した建築美
 3)周囲の丘陵にもバランス良く配置されて安定感を示す。

 建築作品の意味
 4)建築家・西村好時の設計作品。
 5)金融建築がモダニズム化する転換点。
 6)「国の登録有形文化財に耐えうる建物」とされる。
(1)優れた建築作品 文化財評価地方版に土曜特集で、「日銀釧路 現店舗の行方は」。
 建物の価値について、銀行設計家で知られる西村好時(1886-1961年)の設計にして、自ら設計した旧第一銀行熊本支店は国の登録有形文化財となっていると、紹介。
 西沢岳夫氏は「西村氏の秀作であると同時に、銀行建築が洋風の古典的なバロック様式から、モダニズム建築に移り変わる転換期を示す建物」である点を「強調」する、と。
 駒木定正氏は、「国の登録有形文化財に耐えうる建物」との評を寄せている。   (11.5.21 北海道新聞 朝刊 16版 25面)

 (松江支店 国登録有形重要文化財)
 「長野宇平治の設計で昭和一三年に完成した。鉄筋コンクリート造三階建、地下一階で、塔屋と煙突を有する。外観はギリシャ神殿風の意匠でまとめ、営業室と客溜は吹き抜けの大空間で、地下は金庫室である。当初形式をよく保持し、地域の核として親しまれている」。
 (地元評価)
 「島根県内の代表的な近代建築の一つである、旧日本銀行松江支店です」。
 「日本銀行の支店が松江にできたのは大正7年、当時の建物は木造レンガの洋風建築でしたが、軟弱地故地下金庫が沈下、やむなく昭和13年に長野宇平治設計により現在の建物に改築されました」。
 「昭和56年に日銀松江支店は母衣町に移転。島根県が借り受けて分庁舎となりました。平成8年に松江市に所有がうつり、平成12年にカラコロ工房として再デビューします」。
 「カラコロ工房のホームページによれば、昭和63年に取り壊しの上、県庁分庁舎の建設計画が持ち上がりましたが、その後市民有志の根強い運動の末、建物の保存・活用が決まったとあります」。
 「今では市内を代表する観光施設の一つであり、京橋川をはさんだカラコロ広場からの眺めは、堀川めぐりにおける重要な景観スポットとなっています」。
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1955年まで、茂尻矢の風景 木村浩章談「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」211115
1955年まで、茂尻矢の風景 木村浩章談「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」211115

 1955年までに、城山・茂尻矢の景観は大きく変貌。今は確認をできぬ、
 1)教育大体育館の一に防火用水
 2)サルシナイ川は小林布団店裏手で東方に向かい、
 3)地区共同の井戸が掘られていた。
 4)太平洋炭礦(株)社長を務められた藤森邸に庭園池
 5)サルシナイ川は現在のセブンエレブン城山付近で北へ折れ
 6)その流れが標茶街道を横切るところに橋があった。
 7)さらに<ハイム城山地点>で釧路川に合流。
 8)釧路川は幅が広く前川水産の位置も<水際>で。

 モシリヤ&サルシナイは、その名にはじぬ<水郷の地>。
 緑ケ岡学園側と鶴ヶ岱公園の<ひょうたん池水源>の二つの河川が合流。基層部に<風光明媚な地>の構成要素。

 時代の推移は<標茶への街道><職人のマチ><釧路高等女学校が開校><中心街への通勤者居住地>で、展開。
表層部に「文教風致」の景観を深化させてきた。

 釧路市大川町7番15号。笑顔のニュータウンで開催の「郷土を学ぶ 地域学講座」。
 
 担当は木村浩章さん(写真)。
 主唱点は、「目で確かめた城山、祖母から伝承の茂尻矢」。
 そこを「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」と、講演。11月15日午後。
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