2008年09月の記事


天高く 人肥ゆる
 「天高く 馬肥ゆる秋」。食べ物がおいしい。ジャガイモ、かぼちゃ、梨、サツマイモ。宴会も例月にくらべ、多かった。

 9月中、計測した27日分の体重平均値は65.0キログラム。このところ、前月比減の状態がつづいていたが、今月ばかりは、右肩下がりにカゲリ?。

 体重が減り続けて、下がりっぱなしでは病(やまい)も案じる必要があるが、「食べると増える」は健康なりや。

 「天高く 馬肥ゆる秋」は、「天高く 人肥ゆる秋」でもあるか。
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ヘルニア 犬
 「ヘルニア 犬」。2003年2月生まれ、5歳余のダックス犬が、とうとうベランダの敷居をまたぐことができなくなった。

 外へ出て行くことをしても、室内に戻るときためらって、さかんに尻尾を振って、支援をもとめるようになった。

 ぐったり横になったきりは、神経が圧迫されて、便秘状態らしい。抗炎剤を注射して様子をみているらしいが。

 ダックス犬。確かドイツが原産国?。人間の生活が洋風から和風に変更。ソファを仕舞い、食事は座して、ベッドに寝てるとあがろうとするので、和室に布団。

 室内の段差解消。日本では簡単。外国ではどうしてるかー。
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東谷 暁「石油・食糧危機 常識のウソ」
 東谷 暁「石油・食糧危機 常識のウソ」。『文藝春秋』10月号、特集企画のひとつ。
 本号では、政治家の資質をめぐって、飯島 勲「福田と小泉 総理の覚悟が違う」、田勢康弘「福田康夫 その虚像と実像」を掲載。

 「石油・食糧危機」が政策のありようを検討するなら、後者の「政治家の資質」は、小泉とポスト小泉の政治家の姿勢を問う。

 論じたのち印刷されているうちに、福田総理、突然の辞任、麻生新総裁の誕生、年内総選挙はもはや《必然》。
 論者ぼ想定の、「まさにわずかな想定」が現実となるめまぐるしい展開。

 「政治家の資質」と「石油・食糧危機」を読みながら、総選挙の選択は、「党首の顔」ではなく「政党の政策」により判断されるべきとの思いを抱く。

 増して、任命後一週間そこそこで大臣、辞任。辞任する大臣の仕事といえば、名刺配布と挨拶。業務の判断をする間もない辞任にも大臣歳費が税金から支払われる。
 人の名でなく、政党の体質が問われるべきと、思うが。
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記念日
 22日から24日まで、旅行。親戚が歓迎してくれました。

 同伴の連れ合いは、今月にはいってからの移動でいささか、お疲れ気味。留守番の犬は、ストレスか、後ろ脚が機能せず、歩行困難。

 犬が病院に通い、夕食の買い物。「疲れた!!」の連れ合いの言に、「国産品があったら、うなぎでも」と提案。「そういえば、赤飯もあるし」。

 「鹿児島産ウナギ」。表示が正確であることを願って、レジに。車から居り際、「今日は記念日だなー」。「そかそか、赤飯もあるし」。

 納得したが、出てきたのは「電子レンジでチンをした赤飯」。38年目の貫禄。
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世界経済の安定に貢献
 「世界経済の安定に貢献」。麻生新総理大臣の国連総会での演説。
 北海道内で配られている新聞夕刊。一面トップの大見出しは「米大手銀行が破たん」。証券会社についで銀行が破たん。

 救済できるの?、日本経済。アメリカ発金融破たん。IT記事は「110万世帯、初めて突破生活保護世帯」。

 インド洋の給油、世界経済の安定に貢献。演説は良いけれども、よいのかなー日本経済、日本国民の「健康にして文化的な最低限度の生活」。新内閣の支持率=48%。昨年発足の福田政権をも、下回る。
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親切の中身
 親切の中身。資源回収日、夫婦の会話。
 
 出勤しようとしたら、玄関に資源ごみが2個。小生が出勤時に1個、連れ合いがサークルに行くとき1個。それぞれが分担する。
 「仕事はわけあって」。それが、こちらの「親切」

 ところが。1個は袋で、犬がかみつき、底がやぶられて内容物が散乱。整理するために連れ合いを呼んだのが間違いであった。

 「あのねー、新しい袋」。「ハイハイ、あらあら」。「困った犬だねー」。

 「あれっ?。もう1個あるよー!!」。

 とほほ。女房の考える「親切」とは、「全部、夫がやることかー」(フー、タメイキ)。

 「親切の意味」に違いはなさそうであるが、「意味の内容」は、大いにことなるようだ。
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橋下改革劇場の舞台裏
「橋下改革劇場の舞台裏」。雑誌『世界』10月号で、横田 一氏が書いているのを、読んだ。「道路やダムにメスを入れない『改革派』」のサブタイトルが、ある。

 雑誌投稿は、新聞報道などでは紹介されていない影の部分や、密着取材で番記者には自明のことであっても、「報道上の取り決め」をタテに報道されない裏面が取り上げられている。新聞の提示する価値観に目が吸い寄せられてしまう。新聞では、知らされない側面があるということだ。
 本題のような投稿を読むと、やはりニュースソースは多様でなければと、思う。

 橋下知事は先日も、文学資料館の職員がどんな働きをしているのかと、私設秘書にビデオカメラ撮りをさせていたことが、紹介された。結論は文学資料館は利用者も少なく、「不要施設なのでは?」という、橋下知事ならではの世論誘導ということではなかった、か。

 市民むけの文化、教育、福祉には大ナタを振るい、いかにも改革派を標榜し、「大新聞もそのことを持ち上げているが」と、横田氏は問題提起。

 一方で、ダム建設や大型公共工事には、手をつけようとしない国や経済界への追従。知事になる前の言動は私人としてもので、知事は公人だからと言う。それは当然だが、環境問題や公共工事関連では私人時代の主張とは、相容れない発言が公人としておこなわれると懸念する。

 バライティ番組で顔を売り、圧倒的強さで当選した橋下知事。横田氏の主張点に、ここはテレビではなく、雑誌『世界』誌上で見解を述べられてはいかが?。もちろん、編集者をして掲載を正当化せざるを得ない論点で、お願いしたい。
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若者が生きられる社会
 「若者が生きられる社会」。雑誌『世界』10月号が届けられ、特集は「若者が生きられる社会」。
おまけに誌面広告には『官製ワーキングプア』=「自治体の非正規雇用と民間委託」。

 派遣、契約、請負、委託が横行。労働、社会保障政策の転換を求める提言が各界から寄せられている。新自由主義、小泉改革。努力してもしなくても平等はおかしい。平等とは「努力した人が優遇される
のが当然」と市場原理主義、自己責任は、食って寝て、通勤するだけの生活費ではなく、それら自体が保障されない雇用がある。

 ネットカフェ難民、ワーキングプア。それが民間だけでなく、官界にもひろがっている。ユニオンはこの現状を緩和できるのか。総選挙の前に、読んでおきたい。
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新潟
 出かけてみようと思っている。新潟は日本海経済圏の中核にあって、江戸時代は天領のひとつ。安政期には開港場となった。

 親戚が居住するので、なんどか出かけてはいるが、マチそのものを見る機会はあまりない。

 2泊3日、ホテルと飛行機のパックで旅行してみることにした。旅の徒然は、後日また。
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敬老の日
 敬老の日。昨夜から今朝までグッスリ寝ました。ドラマ「篤姫」を見たところで布団にはいり、今朝6時まで一気に眠る。体重計は65.5キログラム。昼のオードブルセットに稲荷寿司、夜の「十勝豚丼」が、身にこたえた。

 NHKテレビは、朝から敬老の日関連番組。ドキュメンタリーにドラマ。

 婆ちゃんは威勢がよい。86歳の妻を92歳の夫が介護。婆ちゃん心臓発作で救急車で運ばれるも、診療ベッドに「アキがないから」と、自宅に帰されてきた。

 間もなく場面は、遺影に切り替わり、爺ちゃん寂しそうに冬の窓辺。「ピンピン、コロリ」が、いかに難しいか。
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モモちゃん
モモちゃんは4歳である。坊主宅の孫で、女の子。

 今年から幼稚園に通園、今日が始めての運動会。晴天にめぐまれ、朝早くから昼過ぎまで、たくさんの応援をうけて、競争に、ゲームに、踊りに大活躍でしたー。

 大活躍ではありましたが、競技に勝つことよりも楽しむ風情で。かけっこはビリであろうと、障害物では慎重であろうと、他の園児の進み具合を、一向に気にかける風は、まったくありませんでした。

 終わって、家を訪ねてみました。壁に顔を書いた2枚の絵。解説してくれましたー。
 「こっちがねーお父さん」「こっちがお母さん」。

 「お母さん」と説明のあったその顔には、なにやら赤い線がギザギザ。
 「お母さんねー、お化粧のノリが悪くて」。お母さん、油断できません。

 奔放なモモちゃんでした。
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大味な試合
 大味な試合。プロ野球、昨夜の巨人ー東京ヤクルト戦。NHKの裏番組でみた。

 1回の表。ヤクルトの攻撃。タームリーヒットが2本出たあとにホームランが出て、5点先取の見事な攻撃。タイムリーが出ても1本、あとが続かない優等生チームのジャイアンツには、目のさめるような見事な攻撃。これで「勝敗は決まり」、ヤクルトベンチはもとより、観衆もそう、思ったのでは。

 ところがその裏、元の僚友がホームランを打って2点差。犠牲フライトやらで1点差のあとは、逆転のツーラン。おやおや。

 それが、こんどはヤクルトにタイムリー。巨人、逆転されて1点リード。そのあとは再びホームランの空中戦は、最後、柔道のヤワラちゃんのお連れ合いの一発がとどめ。

 先発がシッカリせねば。そんな見本のような試合で、シッカリできない先発にその差がでたか?。5点とって勝てなかったチームは、その前の3試合があいつぐ逆転負けで、うち2試合つづけて「サヨナラ押し出し四球」だったそうで。

 虎退治、その不燃焼を巨人にぶつけるか!!。それにしても育成から這い上がり、中継ぎで10勝の2年目選手。「野球は投手がシッカリ投げて、打者が打てば、試合は勝てる」の見本を示す存在か?。
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臨時国会
 本来なら、今日が招集日。自由民主党は8月下旬、公明党は9月下旬を主張して、「中をとった」日程といわれていたが。

 突然の総理辞任で、総裁選挙。臨時国会召集など、どこかへ飛んでしまった。
 総裁選挙は、勝手にやめることを認めた政党の都合。選挙は総裁戦を争うひとに任せて、在任中の総理大臣は懸案事項の解決を、国会で議論されたらよいのに。

 農林水産大臣の後援会事務所費問題。農林水産省の汚染米払い下げ、通知済み立ち入り調査問題。役人が役人なら、大臣も大臣。

 9月11日は世界同時テロから7年。アフガニスタン情勢は?。日本人が殺されたけれども、真相は。

 原油高のなかの経済対策?。国民は議論して、政府の努力を知りたいと考えている。総理の任期はまだ、残っている。最後のご奉公で、懸案事項の解決、努力されたらいかが?。
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汚染米
 汚染米。こんどは米。しかも工業用原料が、焼酎、煎餅、なんとやらの原材料として、使われていたー。

 保障を恐れてか、会社はさっさと解散。責任は、どこへ。農林水産省の立ち入り検査も、形骸化していたようで。

 人がみていなければ、「なにをやっても」。日本の経営者や役人には、信仰も人為を超えるものもないからねー。

 USAの大統領は聖書に手をそえて就任宣誓。日本は人同士の約束だから、野党党首のせいにして、辞める。

 与党内も連立与党も説得できず、投手を守れなかった幹事長が代表をめざしているが、結局は「形のうえでの結束、まとまったときから崩壊が始まる」。

 食糧問題。人のみえてないところでも、セオリーを守る。企業も官庁ももとめられている、が。
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大相撲
 「残った」、「残った」の掛け声もあったろうが、とうとう大相撲の理事長が寄り切られて、自ら土表を割った。北海道の出身だけに、地元の新聞の見出しには「残念」、「当然」。道民の声が見出しに踊っていた。

 いろいろあったねー。部屋の暴力、診断書が出ているのにサッカー、今度は大麻。最初は他人事であったが、とうとう自分の足元にも。

 理事長職専念で忙しく、責任は忙しい思いをさせた協会と他の親方にある。国の総理大臣だって、野党が言うことを聴かないからーと、言ってたぞうー。

 普段は、「負かす」、「転がす」、「押し出す」、「吊る」、「投げる」、「張り倒す」。四十八手駆使のつわもの、あいなく敗退。時の流れは、皮肉。古い体質が残っていたーと、いうべきや。
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昨日、7日の日記
 今朝は1時に目が覚め、午前4時半まで仕事。犬が起きてきてはこまるので、途中で起して。
 
 4時半仕事が終わってホット一息。朝は9時からのお弔いに顔をだすので、そこでまず牛乳。胃壁を脂肪でおおってから、コーヒーでも。

 犬はソファのうえでスヤスヤ寝ています。起さぬように、電気を消して、コーヒーを落とし、飲んで一服。
 出かけて行った炭坑跡地。霧のために見えなかったなー。ふむふむ。
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大丈夫なの、議員内閣制
政権与党の総裁選び。本命、対抗馬、それにでるわでるわテレビに出てくる著名人。

 あらら、参議院議員も。

 著名総理の孫総裁。政治の玄人たちが、メディア人気に迎合した。選挙に勝てそうな総裁。選挙まで持たずに参議院で、大敗。

 昭和の黄門の御子息。最初から民主党が賛成にまわってくれることもあるとおもっていたのか、難局に手を揚げ、結局、埋没。野党はもとより連立与党にもウラミ節。

 政治家のキャリアより、テレビうけで引き受け、野党のとの交渉ばかりでなく、外国首脳も説得できるのかねー。

 議員内閣制は、大丈夫?。
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鴻池
 土曜日です、日記になにを書きましょう。

 邦光史郎著『日本の三大商人』。バスの中で読む。鴻池善右衛門のくだり。伝説めいている。一夜にして片白とかいう濁酒が、諸白という清酒にかわった話は、知らなかった。
 その秘密は、木灰にあったらしいのだが。

 大阪府一円の地図を開いて小説を読むのは、いかが。枚方=平潟、湿地、難波宮。関係がつながって、おもしろい。

 



 
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総理辞職
 昨年9月に続き、同じ9月に総理交代。理由は、「国会乗りきりに自分では制約多い」。

 そうかもしれないが、総理がかわったからといって、衆参ネジレに変化なく、民主党代表が交代する
ものでもない。

 幹事長は総裁を支え、党内をまとめるのが仕事でないの?。でも、そこのところで力を発揮するでも
なく、「自分が」と手をあげた。

 与党も、「責任をもてない」という指導者を抱えることになったのに、「国民なんておるのかい?」
、「野党?、存在するの」。あくまで「政権与党の問題」。

 官僚は「与党、シッカリしてもらわないと、困ります」。

 たとえて、「球ぎわに、強い」「逆境に耐えられる」、「ともかくしのぐ」。二人リタイヤ組をだし
たということは、そんな指導者を育てる仕組みがなくなっておるのでは。

 要は国民。二度も責任を放棄した組織に、問う見識を。「総理交代は、一政党の枠内でとどまる問題
ではないよー」。そこのところ、投票で意思表示ができるか?。問われている。
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邦光史郎著『日本の三大商人』
 邦光史郎著『日本の三大商人』。買い置きの本。今日から読み始める。
 近江商人、大坂商人、伊勢商人。前書にある。「歴史学は。貴族や武人や政治家、あるいは芸術家については詳細な研究をするが、商人の世界についてはあまりふれようとしない」。

 そんなこともあるまい。多くの蓄積がある。史料のないところは、歴史家は書かないけれども。
 三大商人。木綿がキーワードのような気がする。その起源はともあれ、江戸時代、木綿流通は生活も、流通も、変えたはず。
 商業の世界にビジネスチャンスを飛躍させたはず。そんな思いで、この本を読んでみることにしょう、か。
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辞意表明
昨夜の総理の辞意表明。2005年9月の郵政選挙で大勝した政権与党。勝ち取った300議席を永く維持したい。

そんな思惑が安部政権の投擲で、もろくも頓挫。選挙管理内閣のはずであった福田政権も、本人は本格政権をめざした。しかし、衆参ネジレ現象は、解消するはずもない。

任期ものこすところ一年。こんどは、どのタイミングに、誰で選挙すると「勝てるか!!」。

関心はそちらに。それを裏付けるかのように、党内から「福田おろし」。与党内で、政策や意見の食い違いも表面化。なにしろ、東京都議選と衆院選の間に「時間差があった、方がよい」。攻勢を強めた。

期待された二世内閣。あっというまに、政権を投げ出した。そう、みえるが。
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仙鳳趾(厚岸湾)
 釧路郡釧路町仙鳳趾。昼は厚岸湾を一望できる。それでは夜は、星座を堪能できる。

 旧地名は別太。「ペツフト」と読む。アイヌ語で言えば、「川の河口」、合流点をさすことになるが。

 釧路郡には「大字仙鳳趾」という地域がある。その中心集落。

 学校があり、寺院があり、コンブ干場があり、川がある。その一帯でこの十年、牡蠣の移植・養殖がおこなわれるようになって、一大名産地を標榜している。

 遠くには厚岸湾の入り口が望める。晴れていれば、大黒島が眺望できる。

 湾にニシンが群来したときには、漁村に大きなうるおいをもたらした。群来と書いて、「クキ」と読む。
 杉のある仙鳳寺は、このニシン群来の時期に建立されたという。感慨が深い。
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