2003年04月の記事
2003 04/21 23:58
Category : 日記
子供の時間はやけに長かったのに
大人になると、なあんて短くなっちまうことだろう
自分の中にいたはずの夜を怖がる子供も
何処かに消えてしまったから
大人になると、なあんて短くなっちまうことだろう
自分の中にいたはずの夜を怖がる子供も
何処かに消えてしまったから
2003 04/14 12:56
Category : 日記
なにとなく 君に待たるるここちして
出でし花野の 夕月夜かな
与謝野晶子
戒名に白桜院を望んだ彼女には
「白桜院鳳翔晶輝大姉」の法名がつけられた
出でし花野の 夕月夜かな
与謝野晶子
戒名に白桜院を望んだ彼女には
「白桜院鳳翔晶輝大姉」の法名がつけられた
2003 04/12 23:54
Category : 日記
是に天津日高日子番能邇邇芸命、
笠沙の御前に、麗しき美人に遇ひたまひき
爾に「誰が女ぞ」と問ひたまへば
答へ白しけらく
「大山津見神の女、名は神阿多都比売
亦の名は木花佐久夜毘売と謂ふ」とまをしき
笠沙の御前に、麗しき美人に遇ひたまひき
爾に「誰が女ぞ」と問ひたまへば
答へ白しけらく
「大山津見神の女、名は神阿多都比売
亦の名は木花佐久夜毘売と謂ふ」とまをしき
2003 04/12 11:39
Category : 日記
彼ははじめて四方を見廻しました
頭上に花がありました
その下にひっそりと無限の虚空がみちてゐました
ひそひそと花が降ります
それだけのことです
外には何の秘密もないのでした
坂口安吾 桜の森の満開の下
頭上に花がありました
その下にひっそりと無限の虚空がみちてゐました
ひそひそと花が降ります
それだけのことです
外には何の秘密もないのでした
坂口安吾 桜の森の満開の下
2003 04/12 11:30
Category : 日記
桜の樹の下には屍体が埋まっている
これは信じていいことなんだよ
何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか
梶井基次郎
これは信じていいことなんだよ
何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか
梶井基次郎
2003 04/12 11:26
Category : 日記
「帰る」ということは、不思議な魔物だ
「帰ら」なければ、悔いも悲しさもないのである
帰るということの中には、必ず、ふりかえる魔物がいる
坂口安吾
「帰ら」なければ、悔いも悲しさもないのである
帰るということの中には、必ず、ふりかえる魔物がいる
坂口安吾