2010年09月の記事


四季(春-夏) 5.7.5 (7.7)


帆を揚げろ威風堂々春航路 



春と修羅時空の詩人銀河舞う



梅の花梅の木に咲く不思議けり



清貧と孤独な春に独楽ひとつ



摩耶埠頭湾岸道路ひとりきり



たよりさえ浚う春潮落ちる月



美作の旧友訪ね武蔵かな



さくらさくら花に埋もれた春の道



花言葉黙って咲きし恋のひと



手を広げ風の渦巻き花と舞う



夜桜のむこう澄み切る卯月けり



明滅し我も道ゆく風の者



藍沙石奇跡の銀河薫る風



真っ白なくちなしの花笑ってる



ゲリラ雨食べるラー油の火の如し



ラブラドライト雨に見つめたりける夢幻の地



不器用に鍵盤たどりかの夏へ



壱千度坩堝の回転流す銀



流る汗磨き上げたる銀の龍



灼熱炉三島に学ぶは武士道か



炎天下レトロとメトロ捻じ曲がる



斜陽者六道の辻火の如し



道 道 道 熱風渦巻く立体交差



鉢植えのサボテン語る夏が好き



ひまわりが微笑むように咲いた丘



雲水図積雲育つ夏の空









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